四十五話 ページ20
｢え、なんでよ？｣
ナミさんが疑問を投げかけた。けど...
『あまりいい話ではありませんので。ですよね？シーザー』
｢...フン｣
私はキャプテンの指示でSMILE自体を調べた。正直、リスクがでかい。主作用が確実に作用しなければ...
｢現に今カイドウの海賊団には500人を超える能力者がいる。だが、もう能力者が増えることは無い｣
そして話題と視線ははまたシーザーへ。
少し褒められてていい気分になっているようだが、ベガパンクの見つけた血統因子の応用をしただけ。コイツはそんなに凄いわけじゃない。
それがわかった一味の数人は飽きでも来たかのように体の向きをくるっも180度回転し歩いてきた。
切り替えがすごいなこの人達...
｢こっちはもう次の一手に動く。ドレスローザのどこかにSMILEの製造工場がある｣
それを見つけた潰せば、つまりカイドウの戦力が増えることはなくなる。キャプテンが考える作戦にはいつも感心というか...驚かされる。
麦わらさんが侍さんにドレスローザ行きたいのか？という問いに彼はこう答えた。
｢同心が一人捕まってござる｣
まだ他にも仲間がいたのか。その人も侍なのだろうか。
『あ、黒足さん、ご馳走様でした。とても美味しかったです』
｢褒めていただけるなんて光栄だ｣
すると空が急に黒い雲に覆われ、怪しい雲行きに。
ナミさんの指示で一部の人は甲板や船内を走り回る。
“
空から船より大きなアラレが真上に。結構まずいんじゃ？
｢
急に船が9時の方向に空を飛んだ。どこも掴んでおらず油断していたので、私の体は後ろに倒れてしまった。
『いたた...』
｢大丈夫か？｣
目を開けて声がした方へ向くとそこにはキャプテンの顔が。キャプテンの上に私が座ってしまっている状況に。
『す、すみません！重かったですよね！』
｢...別に｣
｢イス！どうだ？俺たちの船！｣
すぐにどいたあと、麦わらさんに話しかけられる。
『すご、いです...』
｢...なんかお前ヘンだぞ？｣
『え？だ、大丈夫です』
｢ふーん？そっか｣
ナミさんがこちらに来て話しかけてくれた。
｢モモちゃん、A！船の中見たい？案内してあげよっか｣
｢誠か？｣
『ぜ、是非！』
｢行こう！｣
ナミさんに連れられ船を案内された。
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作者名：つんてん | 作成日時：2022年8月25日 23時
