信じるもの【トラファルガー・ロー】 (ページ47)

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二十四話ページ47

麦わらさんはキャプテンの話からずっと真っ直ぐを見て黙り込んでる。

｢その四皇って誰のことだ？｣

泥棒猫さんが麦わらさんの発言に焦りを見せる。

麦わらの一味からしたらまだクルー全員集合してから月日が経っておらず、新世界入りも本当に最近のことだろう。

今、四皇を視野に入れるなんて普通じゃ考えない。

｢＿＿＿＿＿＿＿＿｣

吹雪く風の音が今までより強く吹いた。
まるでソイツの力が風にのったように。

｢そうか、よしやろう｣

どんな風に事が運ぶのか。

ある意味予想の出来ないワクワク感が私の心を踊らせる。

＿＿＿＿＿＿＿

麦わらの一味の避難場所としている場所へ私達は向かった。

｢ハートの海賊団と同盟を組む〜！？｣

想像以上の反応を見せる麦わらの一味の長鼻さんとたぬきちゃん(？)

『スリリング野郎ってキャプテンじゃ？』

｢おめェだろ｣

『私はスリリングじゃないです。あ、そうだこのたぬきちゃん...』

｢エェェッ！？俺〜ッ！？｣

ウチとは違う騒がしさだなぁ...

｢ルフィ、私はあなたの決定に従うけど海賊の同盟には裏切りが付き物よ。人を信じすぎるあなたには不向きかもしれない｣

｢えッ？お前裏切んのか？｣

｢いや｣

白い歯を見せてドヤ顔する麦わらさん。いや誰でもそう言いますよね？

｢海賊同盟なんて面白そうだろ？
トラ男達はイイヤツだと思ってるけどもし違ったとしても心配すんな！俺には2年間修行したおめェらがついてるからよ！｣

唐突にクルーを褒める船長さん。何なんだろうこの一味...

｢...｣

ああ...キャプテン口が空いちゃってる。結構レアだなこの顔。

その後はいる人だけで人格を戻した。泥棒猫さんは黒足さんになっちゃったけど。

｢これからよろしくね｣

『よろしくお願いします、えっと...』

｢ロビンでいいわ｣

『はい！ロビンさん！』

そうだ、麦わら屋さんにちゃんと自己紹介したことない。

『麦わらさん、改めましてヴァイス・Aです。これから同盟相手としてよろしくお願いしますね』

｢おう！俺はモンキー・D・ルフィ！えっと...｣

｢ヴァイス・Aです｣

｢...イス！よろしくな！｣

『え...イス？』

｢ルフィは最初から名前で呼ぶことないわよ｣

『そうですか...』

短い名前なのに...まぁ呼びずらいかもしれない。だとしてもそこ取って呼ぶ？