転生先はデビルハンター 【チェンソーマン】

さんじゅうろく ページ37

流石早川さんだ、というべきか


漫画で見た通り狐を使いながら器用に悪魔と応戦していた。廃墟自体が悪魔だから全方位から攻撃を仕掛けてくるも早川さんは難なく交わしている


だけどやはり相手が廃墟全体というだけあってわたしにも攻撃が来るわけで。



『(あぶな！？いまのは我ながら上手い身のこなしだったな)』



少しくらい反撃してもバレないかな、なんて思いチラリと早川さんの方を見ると背後から早川さんに向けて攻撃をしようとする悪魔の手が床から生えていた

早川さんが危ない



『憤怒！！』



わたしはサタンの罪を叫び、影からサタンの姿が見えると思いきや



『おりゃ！！』



影からでてきた金棒で悪魔の手を殴ると「ぎぃゃぁぁぁぁぁぁ！！」と断末魔を上げた



早川「お前...！」


『すみません。手ぇ出すなって言われても早川さんが危なかったので手、出しちゃいました』



早川さんを見上げて言えば早川さんは目を逸らした



『今回だけなんで1回手を組みませんか。
ここにいるのは廃墟の悪魔。この廃墟全体と1人で戦うのは無理です』



見学のつもりだったけど流石にこれはね...早川さんだけに戦ってもらう訳にはいかない



『絶対後悔させません』


早川「...わかった。死ぬんじゃないぞ」


『はい！』



サタンの金棒を握りしめて早川さんと背中合わせで廃墟全体を見回す

早川さんのお荷物にならないよう、頑張らなきゃ











憤怒のサタン

・象徴である幻獣はオーガ。日本では鬼と呼ばれているので鬼に金棒ということでサタンが扱う武器は「金棒」。
他にもドラゴンが象徴としてあげられているので炎を扱うことが可能である。

・サタン本人の戦闘力(体術)は七つの大罪の中でもトップクラス。1度目をつけられたら地獄まで追いかけてくるので怒らせないように注意しよう。だが怒りの沸点がめちゃくちゃ低いので怒らせないなんて無理な話である

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