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十三 ページ13

錆兎side


待ちに待った最終選別当日


俺と義勇、そして真菰は藤襲山で七日間生き残るため一つになって行動していたのだが義勇が襲われ意識が朦朧としていたので真菰に預けて俺は山の中の鬼を斬り進んでいた



だが最後の七日目の日



最悪な事態が起こった



真菰の叫びが俺の耳に届いた



俺は全速力で真菰と義勇の元へ向かった


するとそこには


気持ち悪いほど沢山の手を持っている鬼が真菰を襲っていた


『真菰!!』


真菰「錆兎...っ」


『水の呼吸 壱ノ型 水面斬り!!』


真菰を襲っている手を斬ろうとしたが


俺の刀は目の前で折れた


硬い...!!


「俺の可愛い狐...うひひっ」


ここには真菰も義勇もいる


どうすれば...


こいつは...強い


俺じゃ、勝てない...!!


「終わりだ」


鬼の手が俺の頭に向かってくる


鱗滝さん...!!


「妖の呼吸 肆ノ怪 天地崩壊」


力強い、それでいて優しい声が俺の耳に響いた

誰だ...?

横を向くと狐の面を付けた女が刀を振るっていた


「妖の呼吸 漆ノ怪 炎刀・鬼殺し」


トンっと地面を軽く蹴って高く飛んだ女は鬼の首めがけて技を放った

硬くて斬れなかった首をあの人は軽々と斬ってしまった


強い、そう思った


真菰「錆兎...!大丈夫...!?」


『あ、あぁ...大丈夫だ』


俺はあの人から目が離せずにいた

すごい、あんな硬いのを一振りで...!!


けど...この人、藤襲山にいたか...?


真菰「あの人...私達を守ってくれた...?」


『...』


俺は真菰の問いに小さく頷いた

そうだ、礼を言わなければ


そう思ったが俺が立ち上がろうとした瞬間にはもうその人はいなくなっていた


『...あの人は、誰だったんだ』


無事に最終選別が終わり、鱗滝さんの元へ帰ってこの話をすると鱗滝さんは


鱗滝「そうか...まだ生きていたか。謎の鬼狩り...」


そう言って俺達に事情を説明した

鱗滝さんがまだ鬼殺隊員だった時にその女は現れたという

鱗滝さんでさえもう引退しているというのにまだ現役だとは...


俺は決めた

鬼殺隊に入ってまたあの人に会って必ず礼を言う

そして鬼を狩ってあの人より強くなる、絶対にだ!

十四→←十二



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lokiloki - 恵んでください (2023年4月10日 21時) (レス) @page14 id: 7b4cdc54cb (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - また更新してほしいです、白亜さんのほうに余裕が出来たら更新してくれると嬉しいです! (2022年9月3日 17時) (レス) @page14 id: ee0c8201a9 (このIDを非表示/違反報告)
尊い - 続きが速く見たいです!頑張ってください (2022年3月28日 22時) (レス) @page14 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
テンプラさん(プロフ) - 更新頑張ってください!頑張れ夢主チャン! (2021年12月11日 20時) (レス) @page14 id: ac3994717f (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ - とても面白いです。続きをお願いします!更新頑張ってください(ง*˙꒳˙)ง (2021年10月10日 18時) (レス) id: 757c8a2f9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白亜 | 作成日時:2021年9月25日 23時

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