東海地方で恋をした

【緑】 ページ45

side：としみつ

撮影が終わって、仮眠しようと思って和室の方で寝てた。

少し経って喉が渇いて、リビングの方に飲み物を取りに行こうとした。
Aがりょうにこばしりさんとのご飯について語ってる声が聞こえてきて、よっぽど嬉しかったんだと知る。

ちょうどリビングにさしかかろうとした時に見てしまった。
りょうがAの頰に手を添え、キスしようとしてる姿を。

あいつ、Aのこと好きなのか？
まじか。

りょうが相手じゃ勝ち目ないじゃん。

『お前ら何してんだよ〜』なんて、茶化しに入ることも出来ず立ち止まってたら、

り「はい、取れた。顔にまつ毛ついてたよ？」

「えっ、あっ、ありがと」

え？まつ毛を取ってたのか？
いや、キスしようとした様に見えたんだけどな
そんな事を思ってたら、

り「A、今度俺とデートしよっか」

「急にどしたの？笑」

り「こばしりさんとデートしたんだから、俺ともしてよ笑」

「別にいいけど笑」

なんて会話が聞こえてきて、少し落ち込む
俺はそんなサラッとデートに誘うなんて出来ないから。

りょうがコンビニに行くと言って、Aの頭をわしゃわしゃしてこっちの方に来た。

り「あ、としみつ、起きたんだ？」

と「…おう」

り「…見た？」

ドキッとした

と「え、何を？」

り「まぁ、見てないならいいけど笑」

と「…」

り「コンビニ行ってくるね」

と「…おう」

え、何だよ
どういうことだよ
頭の中グルグルの状態で、リビングへ向かう

「あっ、としくん起きたの？おはよ！」

と「おう、おはよ」

Aの顔が赤い
そりゃ、りょうにあんなことされたら誰だって赤くなるよな

くそー、りょうも好きなのか？
でも、りょうとは言えAを譲りたくはない。

と「なぁ」

「ん？どしたの？」

と「今度やるライブ、観に来てよ」

「もちろん、行くよ！」

と「そん時言いたいことあるからさ、ライブ終わった後時間空けといて」

「え、分かった！」

俺の中で、決意を固めた瞬間だった。

【めちゃむずい】想像だけでコーラ作り対決！！→←【青】��

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