第七十六話 真なる事実 −其ノ二− ページ39
「私、年齢不詳で通ってるのだけど」
「まさか物凄くおば───」
「何か言いまして？」
「あの御神体はいつ置いたの」
「……ふぅ、確かにあの神様を置いたのは紛れもないこの私です。でも、私はそんなに歳はいっていないと、主張します」
「え…」
「何かしら？」
なんでもございませんです。
勢いよく横を向いたのと同時にゴキっていう音が聞こえた気がした。
気の所為だろう、うん。
細かいことは気にするな、だ。
「置いたのは母さんで、いったいどうやって？ 本来ならそんな事人間じゃできない。出来たとして、時の神様かタイムマシーン…」
ちょっと待て、今どきそんな馬鹿げたことある訳ない。
少なくとも、私は信じてない。
鶴達は別だ、目の前で起きた事だから。
「ちょっと知り合いに頼んだのよ、軽くOK出してくれて助かったわ」
「ちょっと待ってそれどういう事、時かけか何か」
「何言ってるの、時かけは飛ぶじゃない。あれは飛ぶと言うよりぶっ飛んだって表した方がいいんじゃないかしら」
「知らないよ私はぶっ飛んだ系時かけなんて」
訂正。
馬鹿げた事はあった、母さん限定で。
それもそうか、母さんだし…
なんとかだから、という言葉はきっと母さんのためにあると私は思う。
…………というか、お茶濁してる感がして腹が立つのだけど。
はっきりしたことはわかっているのに、どこか引っかかることがあって背中が痒くなりそうだ。
「さあ、お母さんは全部話しました。他に聞きたいことは？」
「……母さんの予知夢って、どれだけ先のことがわかるの」
「……それを聞いて、どうするの」
「…………別に、」
────どうもしない。
神の末席と共に過ごす日々はあと───
＿＿＿＿
話の容量が残り僅かになった。
これは次に移行するしかない！
あっでも待って文ストの文学少女主主役のやつまだ終わってない。
なんだったら文ストの単行本を飛ばし飛ばしで買ってしまってそれがトラウマで何巻まで買ったっけって文ストのあるブッコーフの本棚の前で顔面蒼白にして固まって買えてないんだよ！
どうしよう、どうしよう！？
(※このあと第3シリーズに移行しても公開未定ということを思い出したバカ作者でした)
次の話からは幕間となります。
第3シリーズに移行しても見捨てないでくれるとありがたいです。(なんだったらコメントくれてもいいんだよ？)
幕間第三 紅い君と弥勒のとある一日→←第七十五話 真なる事実
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