第五十九話 薬研とハナさん −仮初− ページ22
side 薬研
人間の名は、ハナと言った。
預かっている人の子にそう呼ばれていた。
それは本当の名では無いということは、俺は解っている。
俺が世話になる場所は、孤児院という孤児になった人の子を元服まで育てる場所だ。
俺達からしたら、安土桃山の世と一緒だ。
この時代にも、お袋や親父の居ない子供も居るのだと驚いた。
子供は純粋だ。
あの審神者の様に下衆の人間じゃない。
人間の最初は、本当に純粋な心で出来ていると判った。
けど、遅過ぎた。穢い人間の欲のせいで、人を恨み過ぎた俺にはもう…
人間の子供は、好きだ。
弟達……、兄弟のように接せるから。
ハナ…、院長はまだ解らない。
でも何処か、ぽかぽかするって言うか、なんて言えば良いんだろうか…
弟なら、秋田や五虎退ならなんて言うだろうか。
あの審神者は冬の極寒より冷酷だ。
なら、……
そこまで考えて、やめた。
ないものねだりの〝もしも〟を考えてもしょうがねぇ。
今だけでいい、
泡沫の、仮初でもいいから、────
＿＿＿＿
途中からこいつ誰だって僕も思った。何も言うな←
そして8月ですね。
現時点での結果は、物吉くん、まんばちゃん
>>>同 票<<<
でした。
え、待って、ちょっとタンマ。
まんばちゃんと物吉くん同票？え、これ、どうすんの？
すご、てっきりどっちかに偏るかと思った。
流石審神者(やってない人居たらごめんね！)様、わかってらっしゃる。
票見た瞬間の荒ぶり様を見せられないのが悔しいです。
せめて顔文字で表してみよう。
!!!Σ(ﾟﾛﾟ!(ﾟﾍﾟ?)???
あと草生えます。あえて生えさせなかっただけ。
くっそう！もうどっちも出すぞ！
えぇいやけじゃー！やったろうやんけ！！(突然の関西弁でヤケクソ感)
(※もし一票でもどっちかに入ったら一人一つの話しするぞ！ということをお忘れなく、まだ締め切っていない。そして非公開のまま更新ボタンを押してしまったごめんなさい。)
それと、個人的な事ですが、文マヨの〝人間失格〟太宰が欲しいです…(震え声)←
第六十話 薬研と薬剤師 −邂逅−→←第五十八話 薬研とハナさん −出逢い−
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