刀剣男士に誘拐されました。

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「僕もお手伝いします！」

先ほどまで兼さんを
宥めていた国広さんがこちらに来た

『良いんですか？』

「はい」

天使の様な笑顔を見せる国広さん

可愛すぎる…

『じゃあ、これ切ってくれませんか？』

「任せて！」

言われた通りに切ってくれる国広さん

その間に私は先ほど切った
人参や大根、芋などの野菜と豆を鍋に入れる

煮込んでちょっとした煮物を作るつもりだ
これはお昼になるかな…

朝ごはんは、お米とサラダとお浸し。
簡単なものにする


『あ…味噌ある…』

ついでに味噌汁も作ろうかな

鍋に水を入れ、鰹節で出汁を取る


「何もすること無いね」

「お前ら行っても邪魔になるだけだからな」

「和泉守ひどーい」

未だにあの3人は賑やかに話をしている


「切り終わったよ」

国広さんが野菜を切り終える

『ありがとうございます！』

ほんと助かる…国広さん良い人


国広さんが切ってくれた野菜を
お皿に盛り付ける

『ミキサーってありますかね？』

「みきさー…？」

あぁ…わからないか

『えっと…こう、ガーっと
野菜を潰す機械です』

「もしかして…これですか？」

『それです！』

棚からミキサーを取り出す国広さん

私のあの説明で伝わるなんて…
凄いよ国広さん…

私はミキサーを受け取り
容器を軽く濯ぐ

プラグをコンセントに差し込み
容器の中に玉ねぎと醤油、酢、ごま油を入れる

「それで何作るの？」

『ドレッシングです』

「どれっしんぐ？？」

そうか…ドレッシングもわからないか…

『そうですね…生の野菜にかける
タレみたいなやつです！』

「へぇー！」

「俺らいつも生で食べてたよね」

『生も美味しいですが、
これかけるとより美味しくなりますよ』

興味津々な安定さんに清光さん

「こっち、沸騰してるけど大丈夫？」

『あ、火弱めて
具材入れてもらえませんか？』

「わかりました！」

国広さんには、
切っておいた大根を入れてもらった

こちらのドレッシングも完成し
サラダにかける

「美味しそ〜」

彼らが待っている机まで
サラダを持っていく

『お米も炊けたので、
持っていくの手伝ってください』

「はーい」

味噌汁は国広さんに任せ
私はご飯をよそっていく

「うぉ…米だ」

「感動する気持ちもわかるけど
早く持って行って」

お米に感動する兼さんに
ツッコむ清光さん

本当に今まで食べてなかったんだ…


これからは、沢山食べて欲しいな

そう思いながらご飯をよそった

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