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外へ出て
畑の前まで来た
『これは…酷いな』
作物は枯れ果て
元の形など分からない
馬の世話してたなら
野菜の世話もすれば良かったのに…
『よし…やるか』
ぐだぐだ言っている暇はないのだ
さっさと終わらせて
朝ごはんにしなければ
畑に向かい手をかざし
霊力を注ぎ込む
みずみずしい野菜が溢れる畑をイメージして
「すげぇな…」
畑に忍び寄る影
刀は持っていなく
彼の手には、籠とハサミ
『あれ、なんでいるんですか…兼さん』
先ほど、国広さんに怒られていた兼さんだった
「兼さっ…お前…」
『国広さんがそう呼んでたので』
本当は名前違うのかな？
「オレは和泉守兼定だ。格好良くてつよ…」
『じゃあ、兼さんで良いじゃないですか』
言葉を遮り、話を流す
「おまっ…！人の話は最後まで聞け…」
人と言うより神様ですよね…
と言いたかったけど
これ以上言っては兼さんが
落ち込みそうだったから止めた
『籠とハサミ持ってきてどうしたんですか？』
まさか…復活した野菜達を
横取りする気か？！
なんてね…
元は、この子達の畑だからなんも言えない
「国広が手伝って来いと」
『あぁ…あの後なんかあったんですね…』
でもまぁ、助かる
意外にもここの畑は広い
家庭菜園にしては凄すぎる
「ほら、使え」
ハサミを渡す兼さん
『ありがとうございます』
それを受け取り
私は、野菜を収穫していく
とりあえず、今日食べる分だけ
籠に野菜を入れていくと
兼さんが話しかけてきた
「あんたの事は
加州と大和守から聞いていた」
清光さんと安定さんから…？
『だから刀突き付けて来なかったんですね』
「まぁな」
清光さん達には感謝しなきゃな
「彼奴らに随分気に入られてるな」
そうか…？
確かに、出会った時よりは
態度が180°変わったけど…
「まぁ、あんたの身に何かありゃ
オレらが助けるから…安心しろ」
私の頭を撫でる兼さん
『それは頼もしいですね…でも
土のついた手で頭撫でないでください…』
「なっ…！」
私は頭についた土を払う
「可愛くねぇーな！！」
『いや、流石にシチュエーションが…』
「んなこと、どうでもいいんだよ！」
いやいや、畑で頭撫でる人なんていないよ…
乙女心わかってないな…
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菊(プロフ) - 華の幽霊《sgsyu》さん» いえいえ！これからも土方組出していきたいと思います(*^^*)ありがとうございます！頑張りますね！ (2017年12月26日 23時) (
レス) id: a4f3ccf7ff (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - 1021amiriaさん» 予想通りに野菜が溢れかえりましたw (2017年12月26日 23時) (レス) id: a4f3ccf7ff (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - スニーカーを取ってしまう兼さんとそれを怒る堀川君が可愛い…。ほんと土方組出してくれてありがとうございます。この作品とてつもなく面白いので更新頑張ってください (2017年12月26日 14時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
1021amiria(プロフ) - ヤバいww絶対これ、畑が野菜とかで溢れたり花で溢れるかもww (2017年12月26日 11時) (レス) id: b1567d8dc9 (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - 木野真奈さん» ブラック本丸認定されてますからね…きっとよからぬことを…＼(^o^)／ (2017年12月23日 0時) (レス) id: a4f3ccf7ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊 | 作成日時：2017年12月19日 2時
