.｡.:*･'東方郷音節♪ '･*:.｡.

episode33「シット」 ページ36

ベト「それで、何故行きたくないのだ？」
神社に入る否や、ベトは彼女に問う、

霊夢「簡単に言うとね･･･ほら、私も同じ神社をやってるじゃない？ それなのに何であいつの方にだけお金に恵まれてるのよ･･･ちょっと位こっちにも分けなさいよ！ しかもよりによってあいつは人里の皆からモテてるし･･･何なのよもう！！」
恨み言の様に話す霊夢の顔にはうっすら涙が滲んでいた、

ベト「･･･つまり、自分の神社より人気がある神社に行きたくないと言うことか？」

霊夢「だーから言ったじゃない･･･どうでもいいって、んで、何であんたも行かなかったのよ？ あんた見た所あの全身ピンクの女と結構仲良いんじゃないの？ 」

ベト「女？ いやヴォルフは男だが･･･」

霊夢「え？･･･ええええ！？ あの全身ピンク、男なの！？てっきりピンクの服装してるから女子かと思ったけど･･･」

霊夢「はぁ･･･今どきの外の世界にもいろんな奴もいるのね〜･･･」

霊夢「あそうだ、お茶でも飲む？」

ベト「コーヒーは無いのか？」

霊夢「コーヒー？ そんなもの高いから無いわよ･･･うちにあるのはお茶しかないわよ」

ベト「･･･なら、それでいい」

霊夢「悪いわね、うちは貧乏だからいい物はないわよ･･･」
〜〜〜
一方、時は同じく守矢神社では、

ニックネーム「早苗さーーん！ 居ますかー？」

早苗「おや、ニックネームさんに魔理沙さん！珍しいですね！ もしかしてこの守矢神社に参拝しに来たんですか！」

ニックネーム「いや、そうじゃないんですよ･･･それに私は妖怪ですよ？」

早苗「あら、そうですか･･･それは残念ですね･･･」

魔理沙「今回の用はそれじゃなくてな･･･実は気になる事があってここに来たんだぜ」

早苗「気になる事？･･･もしかしてさっき新しくでた新聞の事ですか？」

魔理沙「お！やっぱり居るのか？」

早苗「ええ、今呼んできますね！」
そう言って早苗は神社の奥へ走って行く、

早苗「バダさーーーん！チャイコさーーーーん！お客さんですよーー！」

バダ「えー〜？ またぁ〜？」

チャイコ「ちょっと位休ませて欲しいべ･･･」
早苗が二人を呼ぶと二人は少し面倒くさそうにゆっくりと出てくる

バダ「あれ？ モツじゃん！ どうしてここに？」

チャイコ「珍しいな、おめが来るなんて･･･んで、おめ達は誰だべ？」

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