七話 ページ9
蛍丸side
獅子王「蛍丸！博多後ろ！！」
獅子王が俺と博多に向かって叫んだ
後ろを振り返ると、大太刀を構えたさっきとは違う時間遡行軍…
まさか、国行が言ってた検非違使ってやつ
逃げようにも、間に合わないっ！
検非違使は大太刀を振った
ごめん、国行、国俊…せっかく会えたのに
目を力強く瞑り来たる痛みを待ったが、いつまでたっても来なかった
蛍丸「っ…え？」
『グッ、イッテェな…』
目を開くとお腹に刃が刺されている狼牙が目の前いて、俺たちを庇っていた
そして狼牙は膝をついた…出血の量が多い！
このままじゃっ！！
『大丈夫だって、ほらこれ持ってろ』
そう言い狼牙は俺にお守りを渡し的に向かっていった
なんで、俺にお守りを…
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
狼牙side
イッテェ…これが人の身の業か、思うように動かねぇ
これが最後か…？
『っ、野生に戻った俺を拝めたんだ、死んでも有難いだろっ！』
身体から力が湧き上がり、敵にぶつけた。真剣必殺ってやつだな
まぁ、服がはだけたが…
時間遡行軍を斬っていき帰還している最中
俺は獅子王の肩を借りながら歩く
獅子王「薬研、早く主に連絡を！！」軽傷
薬研「今繋がった！」
浦島「あと少しだからしっかり！」軽傷
博多「狼牙っ…！」
蛍丸「大丈夫っ？」
『心配しすぎだろ…』重傷
重傷…鶴丸達に怒られるか？
多分この時間遡行軍は検非違使というやつらだ…
『はっ…身体が、重いな』
獅子王「それを、怠いって言うんだぜ」
『へぇ、イッ…こりゃ鶴丸達に怒られるな』
博多「そんときゃ、庇ってやるけん」
蛍丸「俺たちのせいでもあるから」
『別に、俺が勝手にやったことだお前等が気にすることないさ…だから、一期と明石には内緒な？』
そう言ってヘラリと笑いかけた
博多はホッとした表情をするが、蛍丸は少し顔をしかめた
その後大将にゲードを開けてもらい本丸に戻った
初陣でこの深手とは情けないか…
獅子王「大丈夫か？狼牙」
『意識が朦朧としてきた』
獅子王「血が足りないんだな…寝ててもいいぞ？」
『あぁ…』
浦島「俺の方も使っていいよ！」
『助かる、ありがと浦島』
薬研「狼牙の旦那、大将が手入れの準備して待ってる報告とかは俺がやっておくからしっかり休んでくれ」
博多「手伝うばい！」
『そう、か…すまん、あとは頼、んだ』
ガクッと糸が切れたように俺は意識を離した
蛍丸「っ…」
一人苦しんでいたもののことも知らずに…
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布都御霊(プロフ) - 中原白也さん» いえいえ、とんでもない。楽しいお話を期待して待ってます。 (2019年4月30日 23時) (
レス) id: ac233dda56 (このIDを非表示/違反報告)
中原白也(プロフ) - 布都御霊さん» 了解しました！ありがとうございます、この五振りを中心としてお話を作ります！お手数おかけしました。 (2019年4月30日 22時) (レス) id: 738e251709 (このIDを非表示/違反報告)
布都御霊(プロフ) - 中原白也さん» 狼牙,いち兄，江雪さん、髭切、数珠様…と、取り敢えずこの5振りは入れてほしいです。長男と言われて思いつくのがこの5振りでした… (2019年4月30日 21時) (レス) id: ac233dda56 (このIDを非表示/違反報告)
中原白也(プロフ) - 布都御霊さん» リクエストありがとうございます！長兄と言っても人それぞれで違うと思うので名前まで書いてくれると嬉しいです！よろしくお願いします！！ (2019年4月30日 17時) (レス) id: 738e251709 (このIDを非表示/違反報告)
布都御霊(プロフ) - リクエストいいですか？本丸にいる長兄達で弟達の惚気話を言い合うお話がみたいです！お願いいたします。 (2019年4月4日 14時) (レス) id: ac233dda56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中原白也 | 作成日時：2018年10月1日 1時
