34話《怒らせたらダメな人》【尚】 ページ34
雪合戦のあと、この二人の間には険悪な空気が流れていた
「…」
白髪の天狗は頬を膨らませ
「…」
藍色の瞳の審神者は眉間にしわを寄せ
「あ、あの…」
可愛そうなことに黒髪の審神者はそんな二人の間に座り
「…」
そんな審神者の後ろに控えている狐の青年は心配そうに見つめていた。
暫くの沈黙の後
「…なおのせいで、おそばをたべれませんでした」
「は、なんで俺のせいなんだよ。つか俺も食ってねーし」
「なおにあたったのはぐうぜんなのに、ほんきになってぼくをおいかけはじめたじゃないですか！」
「確かに本気で追いかけたのは謝る。だが裏山にまで逃げたお前にも比はあるんじゃねーの？」
「ないですよ！！だいたい、おにみたいなかおでうしろからきたらだれだってにげますよ！！」
「はぁ！？鬼みたいな形相でおいかけてねぇーし！？」
「いーえ！おにみたいなかおでした！！
あーあ、よしつねこうはそんなことでおこらずにいつでもれいせいで！
どこかのだれかさんとはおおちがいでしたよ！！！」
「へーへー、お前の大好きな源義経公みたいじゃなくて悪かったなぁ！！だいたい…！！」
だんだんとヒートアップしていく中で冷静な声が響いた
「…ねぇ、」
その声の主は鳴狐、その人である
「…主が怖がってるから、やめて」
言葉こそ落ち着いてはいるが、纏っているオーラはただ事ではなく
流石の二人もそれを察したのか大人しくなった。
「…主、もういいよ」
先程とは打って変わり、優しい声で言った
そしてこの時二人は思った
((鳴狐だけは敵に回しちゃいけない・・・！！！！))
と。
続く
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風鈴(プロフ) - 霧月さん» はい、構いません！空いてる日は明日ですが大丈夫ですか？ (2017年1月2日 0時) (
レス) id: 4377e4976a (このIDを非表示/違反報告)
霧月 - ごめんなさい。諸事情により更新出来ませんでした。ので空いてる日に更新させて頂いても良いですか？ (2017年1月2日 0時) (レス) id: 8bfb8600b1 (このIDを非表示/違反報告)
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