33話《寒い遊びのあとは》【刀眞】 ページ33
「皆さまとても元気なんですね…。」
こんにちは、刀眞です。
先ほどまで雪合戦をしていたのですが、
まあ、私の体が弱いせいですぐに負けてしまいましたね。
最初は近侍の岩融におんぶしてもらい(とてつもなく恥ずかしかったです)指揮官みたいな感じでそこそこ順調にいっていたはずなのですが…
岩融の背が高くて背の低い短刀さまたちが全く見えず、結果背後から奇襲を仕掛けられて一番に終わってしまいましたね。
「がはははは！そう拗ねるな主よ！」
「…！岩融ですか。…拗ねてなどいません。それよりもあまりびっくりさせないでくださいね？」
急に声がしたのでびっくりしました。
「ところで主よ。こんな所にいてはまた体を壊してしまうぞ？主は体が弱いからなぁ、俺のように大きくなれば少しは変わるやもしれんぞ？はっはっはっ！！」
…心配してくれてはいるのですが、体格が小さいことはもう諦めていることです。
「確かにもう中に入りましょうかね。……そうです、皆さまに何か温かいものでも差し入れましょうか。岩融はどうしますか？戦い終わった方と遊んでいてもいいですよ？」
我が本丸の岩融は少々というか結構不器用なのです。
「いや、主のそばにいよう。いつ倒れても俺が側にいればすぐに運んで行けるからな！！」
「いやそこまでしなくても大丈夫ですよ？建物の中は温かいですし……。」
「今までそう言って何度も倒れたであろう。なに、他の奴らとまだ遊ぶ機会などあることよ！」
……そんなに倒れてないです。5回言って倒れたことは2回だけですし……。
それはそうと、何をお作りしましょうか。
やはり皆さま雪の中ではお体が冷えるでしょうし、
暖かいものだと鍋などでしょうか。
でも今食べ過ぎるとお夕飯が入らなくなりますし
「主！！蕎麦があったぞ！！暖かい蕎麦などどうだ！」
お蕎麦ですか。いいかもしれませんね。
「ありがとうございます。あと生姜はありますか？あればそれであんかけを作ってお蕎麦に掛けましょうか。」
と聞くと、冬だからかたくさんありました生姜。
「……では皆さまが雪合戦を終える前までにお作りしましょうか。」
34話《怒らせたらダメな人》【尚】→←32話《合宿雪合戦 弐》【日向】
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風鈴(プロフ) - 霧月さん» はい、構いません！空いてる日は明日ですが大丈夫ですか？ (2017年1月2日 0時) (
レス) id: 4377e4976a (このIDを非表示/違反報告)
霧月 - ごめんなさい。諸事情により更新出来ませんでした。ので空いてる日に更新させて頂いても良いですか？ (2017年1月2日 0時) (レス) id: 8bfb8600b1 (このIDを非表示/違反報告)
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