28話《合宿の前日噺》【彩】 ページ28
これは合宿の前日までに
遡ります
『……どうしたのですか、こんのすけ?』
「審判者殿、政府からのお手紙ですぞ!」
『……手紙ですか?』
私は仕事の手を止め
手紙に目を通す
『え、えっと……こんのすけ。これは本当、なのですか?』
こんのすけは直ぐに返事を返してきた
どうやら嘘では無いらしい
『みなさん、集まりましたか?』
長めのテーブルの周りには
私の本丸にいる刀剣男士達
『……こんのすけ、あの手紙の内容を話してくれますか?』
「判りました。では……」
こんのすけが手紙の内容を読み上げる
皆も静かに聞いていてくれた
「主さん、質問してもいーい?」
『どうぞ、乱ちゃん』
「その近侍は誰が行くの?」
『……まだ、決まっていないので皆にも意見を聞こうと思いまして』
私がぽつり、と呟くと皆の目が
一斉に鳴狐に向いた
鳴狐もそれには吃驚した様子だ
『山姥切はどう思いますか?』
「…俺は、皆の意見に賛成だ。鳴狐は俺より主の事を知っているだろう?」
私の初期刀は山姥切国広
いつも何かあれば頼っている
山姥切も私には甘いのか、色々と助言をしてくれる
「……確かに。それに貴方達は、恋仲なのでしょう?」
『な、何故…小狐丸が知っているのですか!?』
「風の噂ですよ」
そう言って笑った
小狐丸は最近この本丸にやって来た
でも知っていると言う事は
全体的に知れ渡っているのかもしれない
……でも、私と鳴狐の事は
どこから流れたのか
それは考えないようにしよう
『他に意見のある人はいますか?』
シーン、と静まり返る室内
答えはもう決まりだ
『鳴狐、お願いできますか…?』
「…分かった」
お付きの狐では無く、彼の小さな返事が聞こえた
そして会議は
直ぐに終わった
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風鈴(プロフ) - 霧月さん» はい、構いません！空いてる日は明日ですが大丈夫ですか？ (2017年1月2日 0時) (
レス) id: 4377e4976a (このIDを非表示/違反報告)
霧月 - ごめんなさい。諸事情により更新出来ませんでした。ので空いてる日に更新させて頂いても良いですか？ (2017年1月2日 0時) (レス) id: 8bfb8600b1 (このIDを非表示/違反報告)
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