17話《粟田口短刀と夜食 1》 【華芽】 ページ17
「主さんっ、三太がやって来たんですよ！」
「私からも来ました！」
液晶から見えるのは私の愛する本丸の皆だった。
クリスマス...良かった良かった。一期達ちゃんと出来たんだ。と安心しつつ笑顔の五虎退と平野と前田を見る。
今の本丸の状況などを聞いてから通話画面を閉じた。
『ふわぁ...今日も１日頑張った...』
合宿の内容はただの親睦会という簡単な物な訳でもなく先輩審神者としての話などもしている。
まぁ、今日も１日とは言うもののまだ仕事はある。レポートだったり報告書だったり...ただ疲れるだけだが。
『...そうだ。夜食食べよ』
みっちゃんと歌仙の作るご飯＝夜食が最近恋しくなってきた。まだ合宿は何日もあるんだぞ華芽、しっかりするんだ華芽。と脳内の中で叫ぶ。
とりあえず、夜食というか何か食べよう。
腹は減っては戦は出来ぬ！！と思いつつ部屋から出る。
厨に行くとやはり誰もいない状態でガランとしていた。
何食べよっかな〜なんてあちこち探していたらインスタントラーメンがあった。
...うん。みっちゃんには健康に悪いだなんて言われてたけど今日...なら許してくれるよね。としんじ、袋を取った。
「＿＿＿、__」
『！？』
突如廊下の方から声が聞こえた。複数のような気がしたので私は咄嗟に身を縮める。
気にしないように目を閉じ、足音が聞こえ始めるのでその足音がなくなるまで目を閉じ続けた。
シン___となったので、私は安心して目を開けた。
「よぉ、大将。こんな夜にどうした」
『ひぃ...！？』
女の子らしくない声にならない悲鳴を出した後、私の近侍、薬研に笑われた。
よく見てみれば博多くんと厚くんもいる。
そういえば部屋割りでこの3振りが同じ部屋だったっけ。
「博多が厠に行きてぇって言ってたからな、俺たちも着いて行ってたら大将がいたって訳だ。
...んで、夜食か？」
『は、はい...ほら、そのまだ仕事もあるし...』
かくかくしかじかと話すと薬研はこの事は秘密にしてくれると言ってくれた。
もちろん、条件付きで。
「俺たちの分もラーメン作ってくれよ！」
「交換条件たい」
「な、大将、良いだろ？」
怪しい笑顔を見せるこの３人。
頷かない訳が無いことは言わなくてもわかるだろう。
18話《粟田口短刀と夜食 2》 【華芽】→←16話《人見知り爆発？》【澪】
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風鈴(プロフ) - 霧月さん» はい、構いません！空いてる日は明日ですが大丈夫ですか？ (2017年1月2日 0時) (
レス) id: 4377e4976a (このIDを非表示/違反報告)
霧月 - ごめんなさい。諸事情により更新出来ませんでした。ので空いてる日に更新させて頂いても良いですか？ (2017年1月2日 0時) (レス) id: 8bfb8600b1 (このIDを非表示/違反報告)
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