15話《合宿の始まり》【澪】 ページ15
「むりむりむり！怖いぃぃぃ」
「はぁ…おい、いつまでそうしてるんだ」
「だって、切国…怖いものは怖いの！」
そう、人見知りな私が恋人である切国＿＿＿山姥切国広ととある場所に来ているのには訳がある
＿＿＿＿〈遡ること一週間前〉＿＿
「あるじさま〜！ふみがどどいてますよ〜！」
いまつるちゃんこと今剣が文を届けに来てくれた
「ありがとう、いまつるちゃん！」
いまつるちゃんから文を受け取り、いつも通りいまつるちゃんを抱きしめた
「あるじさまはだきつくのがすきですね〜！ふみはどこからですか？」
「んーと、政府からみたい……どうしたんだろ」
政府からの文なんて珍しい…、私なにかしたっけ！？とドキドキしながら文を読むと＿＿＿
「え…え、ええええええ！？」
「た〜いしょっ、絶叫が響いてたぞ？どうしたんだ？」
「やげ、薬研んんん！」
私は絶叫を聞きつけて来た薬研に涙目になりながら抱きついた
「おっと、大丈夫か？大将。今剣、なにがあったんだ？」
「せいふからのふみのせいですね、はい」
薬研はいまつるちゃんから文を受け取るとそれを読み始めた
「…なるほどな、冬合宿か」
「むりだよむりむり！」
そう、私は大の人見知りである
そんな私が冬合宿なんてとんでもない…
「とりあえず、山姥切の旦那が遠征から帰ってくるまで保留だな」
「あるじさま〜だいじょうぶですか？」
うう、いまつるちゃんの優しさが有り難い
切国、早く帰ってこないかな
【その日の夜】
「冬合宿？」
遠征から帰ってきた切国に今日あったことを話す
「ううう、どうしよう…冬合宿なんて無理だよ」
「人見知りを治すのには良い機会じゃないか？」
「むぅ、切国のばかばかばか！無理だよ！知らない人が来るんだよ！？」
近侍を１人連れていけるとはいえ、怖いよ
そう言いながら、切国に抱きついた
「ならあるじさん、山姥切さん連れて行けば良いんじゃない？」
恋人と一緒なら大丈夫だよ！
ちょうど切国と一緒に遠征の報告に来た、乱ちゃんが言う
「そうだな、大将。山姥切の旦那の行ったらどうだ？」
「うう、でも…」
「政府からの依頼なら断れないんだろ？」
「そう、なんだけど…」
「あるじさん！この際楽しんできてよ！」
薬研、切国、乱ちゃんに押し切られ私は合宿に参加することになったのだが…
＿＿〈冒頭に戻り〉＿＿
「そら、行くぞ」
痺れを切らした切国が私の手を引っ張り連れて行く
「切国！まってよ〜」
うう、怖いよ…
16話《人見知り爆発？》【澪】→←１４話《自己紹介...？》【撫子】
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風鈴(プロフ) - 霧月さん» はい、構いません！空いてる日は明日ですが大丈夫ですか？ (2017年1月2日 0時) (
レス) id: 4377e4976a (このIDを非表示/違反報告)
霧月 - ごめんなさい。諸事情により更新出来ませんでした。ので空いてる日に更新させて頂いても良いですか？ (2017年1月2日 0時) (レス) id: 8bfb8600b1 (このIDを非表示/違反報告)
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