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第十五話 ページ19

坂田くんはもうしばらく失った体力を回復するために入院するらしい。

とりあえずはまた明日に会う、ということで、私とセンラさんは帰路についていた。


「よかったですね、坂田くん。」

「…まあな。」

「私、学校行ってみます。多分そろそろ行かないと来年に響きますから。」

「そう、やね。」


なんだか返事が曖昧過ぎて思わずセンラさんの方を見ると、肩で息をしていた。
全力疾走しないと普通はそこまで息切れをすることはない。


「せんら、さん…?」

「…っぁ…」


急に頭を押さえてしゃがみ込んだセンラさんの顔色は、普段と比べ物にならないくらいに悪かった。




頭が真っ白になる。



こういう時、どうするんだっけ。


人が倒れそう、倒れていた時の対処法を習っていても、実践で使えるわけがなかった。




「せんらさん、センラさん!!」




必死にゆすって、彼に負担をかけて。


まずはどうするべきか、なんて考えてる余裕はなかった。




「センちゃんっ!?」




大きな声が遠くで聞こえて、我に返った。



「う、らたせんぱい…?」



学校でも有名な浦田先輩。
生徒会役員に抜擢された、学年トップクラスの優秀さを誇る少し小さい2年生。
確か坂田くんとセンラさん、そしてこの先輩は同じ部活だった気がする。



「センラ、聞こえる?」
「…っ、ふぅっ…」

「多分頭痛と貧血、多少の呼吸困難かな。」


手慣れた様子の彼を見て、ようやく動くことができた。

携帯を持って119番通報。





「あ、あの、友達が倒れて…。」







浦田先輩が、そんな私のことを訝し気に見ていることに、気が付きはしなかった。







  -------------


これが最後の更新だったらどうしよう…




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設定タグ:歌い手 , あほの坂田 , nmmn   
作品ジャンル:恋愛
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凍華@ラ(プロフ) - 隣の席の人さん» wwwww誰かすぐ分かるwww読んでいただいてありがとうございます!化学だけならいいですよww初コメありがとうございました!! (2020年6月30日 14時) (レス) id: 960374666f (このIDを非表示/違反報告)
隣の席の人 - 初コメ失礼します!大事なことなので二度言います。初コメ失礼します。!もうすぐ期末ですネ!!!授業中寝てたので物理と化学のノート写させてください。初コメ失礼しました! (2020年6月30日 14時) (レス) id: 4ea1a21059 (このIDを非表示/違反報告)
凍華@ラ(プロフ) - れるさん» ありがとうございます!!!そう言っていただけて嬉しいです!! (2020年5月27日 21時) (レス) id: 960374666f (このIDを非表示/違反報告)
れる(プロフ) - 初コメ失礼します!気になって見てみたらすごく面白くて最新話まで一気見しましたw続き楽しみに待ってます!これからも頑張ってください!! (2020年5月27日 13時) (レス) id: 6685ad878c (このIDを非表示/違反報告)
凍華@ラ(プロフ) - 柴イヌさん» ありがとうございます!! (2020年5月24日 9時) (レス) id: 960374666f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凍華@ラ | 作成日時:2020年5月15日 17時

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