ウブな恋 (ページ5)

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遂に接触？ページ5

『はぁ…これを届けろだなんて、無茶なこと言うなぁ』

鉢屋くんに無理やり渡された虫籠
中ではムカデが静かに止まっていた

成績優秀者だなんて。そりゃ竹谷くんに見合う女の子になりたいから努力してここまできた

こんな時に上手く利用されるとは…

出来る限り人目につかないところで渡したいので、木の上や壁から顔を出して探す
まだ虫を探してるはずだからここら辺だと思うんだけど…

あ、居た
裾を捲り、所々傷がついてる腕があらわになる
いい笑顔…明るくて、まさに太陽だなぁ

…いいなぁ、私も竹谷くんと話したい
でも話そうとすると声が詰まって喋れないだろうし

やっぱり渡せれないよこんなの……

私は諦め、その場を離れようとすると

竹谷「Aさん…？」

『え？』

後ろを勢いよく振り向くと
目の前には竹谷くんがいた

『あ、あ…』

め、目の前に竹谷くん…？
あぁ、顔が良すぎる

竹谷「あ、虫籠…？」

『あ、は、はい！！』

コクコク頷き、強引に虫籠を手に押し付ける
突然の大声に驚いた竹谷くんに、私はやってしまったとその場を離れる

竹谷「あ！待って！！」

手を伸ばし、彼女を止めようとする…が、その手は指先が触れただけだった
逃げる彼女を見ながら、渡された虫籠を強く握る

竹谷(手が触れた…)

顔が真っ赤になった竹谷をAは知りもしない

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鉢屋視点

あいつらは一体何をしている

全部を目撃している鉢屋はとても不機嫌

あれは接触と言えるのか…？確かに指先が触れたが、お互い目が合っていない…
Aに至っては言葉を発してない

鉢屋「こりゃ…想像以上だな」

鉢屋はため息をついてその場を離れた

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お久しぶりの投稿…
ん〜難しい