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「1番好きだった。好き以外なくない？」
「んーほら、なんか具体的な理由が欲しいの」
「最初はホントにちっちゃくて。下なんかおらへん俺にとって妹みたいな感じで。だからすぐAに何かしたいとかこれ似合うだろうなとか1番に考えてるんやとずっと思ってた。それが恋愛的だって気づいたのは高校生の時に小学生の頃みたいにめっちゃ顔ちかづけた時。ドキドキしてこれは恋愛としての1番やって思った。やってめちゃくちゃキスしたかってん」
「それただ単に欲求不満でムラムラしてたんとちゃうん？高校生やし」
「はあ〜？聞け、高三の頃にあげた誕プレめっちゃ探し回ったんやで！わざわざ名古屋まで行ったわ。好きやないとそこまでせえへんし。分かったやろ。俺、ちゃんとAのこと女の子として好きなんやで」
真っ直ぐに気持ちを伝えてくれる大吾。
いつもはふざけてばかりでこんなこと滅多としてない。
「寂しいし、不安でしかないの。次に訪れる大吾との環境に」
「そうだよな、俺が東京で就職なんかするから、、、、」
「いいの、それは全然。夢だったもんね。映画の仕事するの」
「そうやな〜」
「私も頑張るね」
「またそうやって背伸びしようとするんやから。そのままでええってずっと言ってるのに」
「そうしないと大吾がドンドン離れていく気がして。やって大吾歳上の人の方がタイプやん？やからいつか知らない歳上の綺麗なお姉さんに取られちゃうんじゃないかなって」
「まあ俺は今更ポっと現れた超絶綺麗なお姉さんなんかじゃなくて俺の事ちゃんと分かってくれてしっかり努力できる年下幼なじみがやっぱりええな〜」
手をギュッと握ってくれる。
その繋がれた手が私を安心させる。
「なあ、大橋がAのこと好きやねんで。やから心配せなあかんのは俺の方なんやで？」
「え！そうなの！でも、大丈夫だよ。私大吾しか好きになったことないから」
END
キャラメルフラペチーノ【Kazuya.O】→←私もう、妹じゃない。【Daigo.N】
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作者名：きい
| 作成日時：2020年4月22日 23時
