EPISODE４６ 悪夢 ページ2
.
案内された場所は、川。
どうしてここなのだろう。
そう思っていると、後ろから大声が聞こえてきた。
聞き覚えのあるその声は確かに
「パイロー!!」
と呼んでいる。
後ろを振り返ると、そこにはクラピカがいた。
「ん？
誰だ、お前？」
クラピカは私を一瞥し、尋ねてくる。
「私は、、、」
答えようとした時だった。
また、だ。
先程と同じように、視界が切り替わった。
今度は、、、、、、、
家の中だった。
しかし、成長している。
１０歳程だろうか。
大きくなっている。
「、出て行けと言っているだろう」
へ？
そう言われても、私の意識はさっき切り替わったばかりだ。
何を言われているのかわからない。
「ねぇ、君は誰なの？」
「私は、あなたの姉よ」
少々抵抗をおぼえたが、そう質問に答える。
「違う、こいつはゴミだ」
！！
すると、別の方向から否定されてしまった。
発言主は、父だ。
ゴミだ、そう言われても、別になんとも思わない。
もう、この人になんて認められなくて良い。
今は、蜘蛛の皆がいる。
こんな奴等に今更家族だと言われても仕方がない。
繋がっているのは、体内を流れる血液のみ。
それ以外に私達を繋ぐものは何もない。
なのに、何で今更、、、
私の元に現れたの？
１年も経って、今更あなた達は私に何を望むの？
何をしたら綺麗に消え去ってくれるの？
「ねぇ、、、、、教えてよ、」
．
．
．
「A、大丈夫？」
はっ、と意識が一気に覚醒した。
「夢か、」
どうやら、今までの出来事は全て夢だったようだ。
結局どうして1年ごしに夢になんて出て来たのだろう。
答えは貰えずじまいだったな。
謎は深まる一方だ。
憎き同胞達と死別して早１年。
今まで夢に出て来たことなど一度もなかったのに。
それに、あの女の子は何だったのだろう。
「相当魘されてたみたいだけど何かあった？」
魘されてたのか。
「それでわざわざ起こしてくれたの？」
シャルにしては珍しく優しい行動だ事で。
「余計なお世話だったみたいだね、」
おっと、怒らせてしまった。
全く、短気で困っちゃうな。
「いやぁ、フェイタンの拷問見てたらちょっと
こたえたかな。
助かったよ、ありがとう」
夢でのことを言っても仕方がないし、そう誤魔化しておこう。
「あっそ、」
お礼の言葉を述べてはみたが、不機嫌そうなまま、シャルは去っていった。
．
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がーどれーる(プロフ) - 桜庭さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると嬉しいです！！(*´∇｀*)更新遅めですが、頑張ります！(￣^￣)ゞ (2020年12月27日 15時) (
レス) id: 5a3d547e73 (このIDを非表示/違反報告)
桜庭 - とっても面白いです！はじめから一気読みしてしまいました…！続編お待ちしております。更新ガンバって下さい。お疲れさまです！！ (2020年12月26日 18時) (レス) id: b392772b12 (このIDを非表示/違反報告)
がーどれーる - 宇宙さん» 本当ですか！？(￣□￣;)!!ありがとうございます、待っててください！ (2020年1月9日 18時) (レス) id: f086d8f628 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - もう読み終わってしまった！��(ﾟДﾟ)めっちゃ続きがきになるぅぅぅ！！まぁ気長に待っているので更新頑張ってください！ (2020年1月8日 16時) (レス) id: f5daa61569 (このIDを非表示/違反報告)
がーどれーる - 桜愛さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*≧∀≦*) .頑張ります！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: b392772b12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がーどれーる | 作成日時：2019年12月10日 6時
