◇ごめんね、先生＿1 ページ8
涼介side
学校の帰り。
一枚のプリントを握りしめて、聳え立つ白い魔物の中へと足を踏み入れる。
毒々しいニオイ……うわ、俺あれ嫌いなんだ。
涼「……圭人！」
岡「っ、あ…ぇ、どうしたの？」
おっちょこちょい圭人がいたから捕まえて。
暇そうだから先生のところまで案内させた。
涼「先生〜、」
「お、珍しいな。涼介一人？」
涼「病院くらい一人で来るよ」
「よく言うよ。誰よりも病院嫌って駄々捏ねるくせに」
涼「うるさいなっ、」
先生は慧くんの元同級生。
つまりお父さんでもおかしくなくて、小さい頃から………体の至るところを見られているので……俺が勝てない人…
「で？どうしたんだ？」
涼「相談があって」
「相談…？」
鞄の中でノートに挟まれくしゃっとしたプリントを伸ばしてデスクに置く。
涼「学校で球技大会があるんだ。俺、出てもいい？」
直接言う前に、プリントに書いてあるからね。
渋い顔をして黙る先生に、良い返事が貰えないことくらい予想がつく。
「………いい、と言うとでも？」
涼「、何その顔………大ちゃんに知られたら絶対反対されるから先に先生丸め込んでおこうと思ったのに」
「口悪くないか？そもそも体育も見学してるのに急に球技大会だなんて……許可出来ない」
これだから頭の硬い大人は………
体育だって見学させられているだけで、俺は出来るって言ってるんだよ？
涼「運動は悪いことじゃないって保健の先生は言ってたよ」
「そうだけどな、涼介は別。加減を見失って無理するだろ」
涼「偏見だ」
「それで結構」
涼「先生サイアク………っ、…」
最初から分かってはいたけど、説得は無理っぽいから早いとこ帰ろうと立ち上がったら…くらっと、きた。
軽い貧血……椅子にポスンッと落ちたら治まるくらいの。
でも、………
「ほら、すぐそうやって……急に立ち上がったらダメだっていつも言ってるよな？」
涼「…先生が悪い……」
「意地悪言うからって？」
涼「そうだよ。もう帰る」
「あ、待った。折角来たんだからな」
涼「っ、」
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夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 苺さん» 返信遅くなり申し訳ありません…！ありがとうございます！本日更新させていただきましたので読んでいただけたら嬉しいです…！ (2020年9月10日 18時) (
レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - ゆーさん» 返信遅くなり申し訳ありません…！待っててくださったのですか(照)←ありがとうございます！頑張ります！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 鍋部さん» 返信遅くなり申し訳ありません…！こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 続きが気になります！更新楽しみにしてるので頑張ってください！！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: 5bca04a89d (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 更新待ってました！！！すごく嬉しいです。頑張ってください！ (2020年8月9日 22時) (レス) id: cb796110be (このIDを非表示/違反報告)
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