迷子の侑李ちゃん＿5 ページ5
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今度こそ、しっかりと侑李と手を繋いで店から出て。
人の少ないところで電話をかける。
一刻も早く見つかったことを伝えたくて送ったメッセージには既読がついていなかった。
大「……もしもし？涼介？侑李見つかったぞ。……今どこに居る？」
涼『……よかった……』
消え入りそうな声の涼介の背後で、車のエンジン音と煩い雨音が弾き合っている。
大「お前、まだ外に居るのか？」
涼『ちょ、と……疲れて…今、そっち行く……どこ…？』
大「いいよ、俺らが行くから。涼介、今どこだ？」
涼『駐車場…の、…近く……』
室内に居て気付かなかったが、外は大雨になっていた。
駐車場といってもエリアに別れていて広い。
持参していた折り畳み傘を差して涼介を探していると………ベンチに傘も差さずに寄りかかっている男の子の姿。
大「涼介っ！お前、なんで傘っ…涼介？おい、」
雨に打たれていた涼介は血の気がなくて。
揺すった体は冷えきり、バランスを崩して落ちそうになる。
大「涼介っ、」
侑「りょおすけっ！」
涼「ん、っ…………ぁ…ゆぅり……よかった……」
必死の呼び掛けで意識が戻った涼介は侑李を見ると微笑んで。
ぷるぷる震えながら、ぎゅっと手を握った。
侑「…ごめんなさいっ…」
涼「もう、勝手に……行かないで……心配するから……」
うるうるしている二人に水を差すようで悪いけど、今は涼介の方が危険だ。
雨が降ってんなら雨宿りするか傘をさせよって説教もしてやりたいけど………
大「とりあえず、体温めねぇとな……」
涼「はしったら……急に、苦しくなっちゃって………」
大「走ったのかよ……」
涼「だって……」
大「気持ちは分かるけど、元も子もなくなるだろ………こんな格好じゃバスにも乗れねぇし…………涼介、背中乗れ。侑李はちゃんとついてこれるな？」
侑「うんっ」
びしょびしょのパーカーを脱がせて俺の上着を着させると涼介を背負って歩く。
家までは30分くらいかかるけど……仕方ない。
涼「……ごめん……だいちゃん……」
大「お前らを守るのが、兄の俺の役目だから……侑李も、涼介も…無事でよかった………」
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夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 苺さん» 返信遅くなり申し訳ありません…！ありがとうございます！本日更新させていただきましたので読んでいただけたら嬉しいです…！ (2020年9月10日 18時) (
レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - ゆーさん» 返信遅くなり申し訳ありません…！待っててくださったのですか(照)←ありがとうございます！頑張ります！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 鍋部さん» 返信遅くなり申し訳ありません…！こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 続きが気になります！更新楽しみにしてるので頑張ってください！！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: 5bca04a89d (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 更新待ってました！！！すごく嬉しいです。頑張ってください！ (2020年8月9日 22時) (レス) id: cb796110be (このIDを非表示/違反報告)
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