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おにいちゃん_7 ページ38

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あいつは甘えん坊の末っ子なのに、俺よりも敏感で精神的な成長が早いらしい。

手伝いをしたがって騒がしかった今朝、それがよく分かった。


火や刃物を扱っているときは立ち入り禁止と言い聞かせているのに、回りをうろちょろして手元を覗き込もうとしていて。

俺も半寝惚けだから、あっち行ってろ、って言ってんのにさ………


侑『りょおすけ、たべちゃだめなの、これ…?』

大『…ああ、それはアレルギーあるからな』

侑『これは?』

大『それはいいよ』


あれは?これは?と次々と指さして。
今日はやけに聞いてくるなって。

一通り聞き終わりやっと気が済んだか?と止めていた調理を再開しようとしたら。


侑『ゆうりやるっ』


って。

こればかりは見守っていた慧も「危ないからこっちおいで?」って呼んだんだけど。


侑『ゆーりも、こんこんするっ』

大『だめ。危ないからあっち行ってな』


侑李の好きなアニメやおもちゃで慧が気を引こうとするも、目もくれず撃沈。


………知っての通り、涼介が起きてきたらすぐそっちへ行ったから無事再開はできたのだけれども。


侑李が涼介の助けになりたいと思っていることは俺も慧もすごく伝わっている。

……この前も自分だけ仲間外れにされてるって思ってたからなぁ……


慧「お兄ちゃんになればそれが出来るって思ったんじゃないかな?」

大「子供の考えって単純だけど複雑だよな」


以前より隠すことは無くなったと俺たちは認識していたけど、侑李の中ではずっと解決していなかったってこと。


大「どうしたらいいもんかねぇ」

涼「……侑李のとこ、行ってきていい?」



_________


涼介side



付いていくと言ってくれた慧くん達に断って、一段ずつゆっくりと階段を上がっていく。

閉められた扉………物音がしたのは俺の部屋からで。


涼「ゆーり、入るよ」

侑「……っ、りょおすけ…くるしいの、もういーの…?」

涼「うん、大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」


てっきり拗ねて布団に潜っているのを想像したけど……逆で。

掛け布団が捲られていて枕元にクマのぬいぐるみが置かれていた。


侑「…んーん、……ごめんなさい……ゆーりがわがまましたから………」

涼「なにしてたの…?」

侑「……りょおすけ、おやすみしないと、だめでしょ…?」

涼「ふふ、ベッドメイクしてくれたの?」


意味が伝わらなかったみたいで、首をかしげた。

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夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 苺さん» 返信遅くなり申し訳ありません…!ありがとうございます!本日更新させていただきましたので読んでいただけたら嬉しいです…! (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - ゆーさん» 返信遅くなり申し訳ありません…!待っててくださったのですか(照)←ありがとうございます!頑張ります! (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 鍋部さん» 返信遅くなり申し訳ありません…!こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです! (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが気になります!更新楽しみにしてるので頑張ってください!! (2020年8月11日 21時) (レス) id: 5bca04a89d (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 更新待ってました!!!すごく嬉しいです。頑張ってください! (2020年8月9日 22時) (レス) id: cb796110be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢莉 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年5月6日 17時

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