恥ずかしくないよ＿5 ページ28
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大「……………」
処置室前のベンチに腰かけたら立ち上がってを繰り返してどのくらいだろうか。
扉が開くのを………足を小刻みに揺らしながら待つだけの時間がとても長く感じた。
…………………リビングに倒れていた涼介の回りには…………
用途に別けられた薬が混ざりあって散乱していて。
顔色は真っ青、息も浅い………呼び掛けにも反応がなくて俺にはどうにも出来なかった。
嫌なもので、何度かこういう経験があるから……焦りながらも持っていた鞄を逆さまにして携帯を探すと救急車を呼んだ。
ストレッチャーに乗せられて運ばれていく最中、隊員の飛び交う言葉で緊迫した状況は続いていて………
答えられることには答えたけど、何が起こったのか、どのくらいあの状態だったのか……説明はできなかった。
「大ちゃん、だけか……」
大「せんせっ、涼介は！？」
うろうろ落ち着きなく歩き回って、ガララ…と開いた処置室の扉。
出てきた先生は、良い知らせをしてくれる雰囲気じゃなくて。
…………やっぱ、俺が涼介を連れてけばよかったんだ………
「呼吸状態が良くないのと、高熱。山田にはまた説明するけど、入院してもらうよ」
慧には病院についてすぐに連絡したけど、留守電。
伝言を残したけど、折り返しの連絡はまだない。
大「………今日は家族全員出払ってて、あいつ一人で留守番してたんです」
「珍しいんじゃないか？涼介が一人って」
先生は……………なんでも知っている。
お医者さんと患者、患者家族として……体や家庭環境のこと。
昔からの友人、友人の息子たちとして……家族の関係や近況まで。
なんなら、テストの点数だって。
………そんな先生だ。
俺も、話しやすくて………家族に言えないことでも話せていたりする。
大「なんで涼介ばっかりなんですか………俺は、こんな健康体なのに……………兄弟なんだから、俺に半分寄越せばいいのに……」
「……ごめんな。俺も悔しいよ……大ちゃんにそんなことを言わせて、医者として何もしてやれない」
大「っ、それは違う……先生はずっと涼介を診てくれてる。俺は兄貴なのに……何も分かってやれないことが嫌になるんだ」
年に数回は風邪を引くけど、それだけ。
重症化することはなくて、普通に学校にいくし。
それに比べて涼介は、………
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夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 苺さん» 返信遅くなり申し訳ありません…！ありがとうございます！本日更新させていただきましたので読んでいただけたら嬉しいです…！ (2020年9月10日 18時) (
レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - ゆーさん» 返信遅くなり申し訳ありません…！待っててくださったのですか(照)←ありがとうございます！頑張ります！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 鍋部さん» 返信遅くなり申し訳ありません…！こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 続きが気になります！更新楽しみにしてるので頑張ってください！！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: 5bca04a89d (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 更新待ってました！！！すごく嬉しいです。頑張ってください！ (2020年8月9日 22時) (レス) id: cb796110be (このIDを非表示/違反報告)
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