恥ずかしくないよ＿3 ページ26
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涼「……ふぅ………………、宿題しよ……」
大きな独り言を呟いて。
2階の部屋へ上がり、学校のプリントを手に…………リビングへ戻る。
何処にいても一人だけど、なんとなく。
……………家の中が静かなのは、慣れない。
俺の知っている我が家はいつも騒がしくて。
入院生活が長かったこともあり、最初は毎日どうしたらそんなに騒がしくなるのか不思議だったけど。
今は…………テンションのおかしい慧くんと、うるさい大ちゃんと可愛い侑李。
誰かの一言に皆がのって、バカみたいに笑ってる家族の中が一番落ち着く場所。
でも、同級生の中には家族をウザがっている人たちも多くいて。
中学生にもなったら、家族と一緒なんか嫌になるんだって聞いたから………
涼「………たった数時間のお留守番が寂しいなんて………」
…………恥ずかしくて………言えやしない…………
これも大分過保護に育てられたせいだ、よ。
未だに一人で買い物に行ったこともないと言うと、驚かれて引かれるから隠しているし………
本音を言ってしまったら………“出来ないんじゃなくてさせてもらえないんだ”………って言い訳が使えなくなってしまう。
涼「………ゆうと、暇かな」
唯一気兼ね無く話せる裕翔に頼ろうとはしているけど……………スマホから名前を探して、タップする前に思い止まる指先。
…………いいのか、涼介……………バレたら大ちゃんにバカにされるぞ………
涼「…ん…………………やめた………」
…………………大ちゃんに出来るんだ………俺に出来ないわけがない……………
むくむくと沸き上がるこれは、ライバル心とでも言うのだろうか。………兄弟なんだけど。
一度集中してしまえば、大ちゃんより俺の方が持続力には自信があって。
三人が出掛けてから二時間くらい経つのは早かった。
それでも、まだお昼。
慧くんから“お昼ご飯は冷蔵庫に入ってるサンドウィッチを食べてね”とメールが来ていたのを確認して。
シャーペンを置くと、ソファに横になった。
………食欲が無かったんだ。
涼「っん、ぅ………」
暫くして仰向けになり、光を遮るために腕を目元にあてた。
鍵は掛けたままだけどカーテンの開いている窓から入った太陽光が、頭をきゅっと刺激したから。
……………なんだろ、急に…………
涼「………………ぃっ、…た……」
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夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 苺さん» 返信遅くなり申し訳ありません…！ありがとうございます！本日更新させていただきましたので読んでいただけたら嬉しいです…！ (2020年9月10日 18時) (
レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - ゆーさん» 返信遅くなり申し訳ありません…！待っててくださったのですか(照)←ありがとうございます！頑張ります！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 鍋部さん» 返信遅くなり申し訳ありません…！こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 続きが気になります！更新楽しみにしてるので頑張ってください！！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: 5bca04a89d (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 更新待ってました！！！すごく嬉しいです。頑張ってください！ (2020年8月9日 22時) (レス) id: cb796110be (このIDを非表示/違反報告)
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