ごめんね、先生＿7 ページ14
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涼「……皆が……羨ましい…………俺も、思い出が欲しい」
「分かるけど、涼介だってこれから」
………これから。
その言葉を聞いた俺は先生を見据えた。
だったらそれがいつなのか、先生に答えてもらいたい。
変に希望を含ませる言葉でこの場を凌いだって一年後も結局同じなんでしょ？
それなら、俺は………
涼「今がいいんだってっ…！これから先なんて俺には見えないもん！明日死んだら後悔だらけの人生だよ！」
沢山助けてもらった恩も忘れて叫んでいた。
「そうやって自分で寿命を縮めることをしているって分かってるのか？今が良ければ、明日死んでも構わないんだな涼介は」
…………そんな、言い方……
涼「っ………」
慧「ちょ、薮…！」
涼「……酷い………先生は酷いよ！！」
慧「待って涼ちゃんっ！」
診察室の扉が乱暴に開閉される音は、痛いと訴えているようだった。
…………今日、俺にボールが回ってきたとき………やっと巡ってきた希望のようで。
遠くには飛ばせないけど、宙をくるくる回って手から手へ渡る様。
初めてチームの一員になれた喜びと悔しさは、とても有意義なものだった。
だから………先生、
岡「…うわっ、！」
涼「っ…け、と………」
走ったらまた怒られると分かっていながら、前も見ずに角を曲がろうとしたら圭人とぶつかる。
涼「…圭人も怒る…？嫌いになる…？………ひぅっ……」
先生には……お手上げだ、って……言われちゃった。
圭人も……………我が儘な俺にはもう付き合っていられない？
岡「圭人は涼くんの味方だよ。怒らないし、絶対に嫌いにならない」
涼「…っ……ひっ………ぅっく…」
今苦しいのは、言うことを聞けない悪い子だからバチが当たったんだ。
明日死んでしまっても、きっと……面倒な子がいなくなった程度で片付けられてしまう。
涼「…け、と………けいと……っ…」
岡「なぁに？大丈夫だよ。今日、球技大会だったんでしょ？先生に黙って出たって聞いたよ？……危ないことだけど……すごいよ。涼くんはちゃんと成長してる」
涼「…せんせ、怒って……もう、嫌われた……」
岡「圭人はそんなことないと思うな。ちゃんと謝ったら許してくれるよ。先生も涼くんのこと大好きだからね」
大きな包容力で包んでくれる圭人に甘えて、ぎゅっと抱き付く。
胸に顔を埋めて目を瞑れば、さっきの先生の顔が浮かんだ。
岡「涼くん、お父さんがお迎えにきてくれたよ？」
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夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 苺さん» 返信遅くなり申し訳ありません…！ありがとうございます！本日更新させていただきましたので読んでいただけたら嬉しいです…！ (2020年9月10日 18時) (
レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - ゆーさん» 返信遅くなり申し訳ありません…！待っててくださったのですか(照)←ありがとうございます！頑張ります！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 鍋部さん» 返信遅くなり申し訳ありません…！こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 続きが気になります！更新楽しみにしてるので頑張ってください！！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: 5bca04a89d (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 更新待ってました！！！すごく嬉しいです。頑張ってください！ (2020年8月9日 22時) (レス) id: cb796110be (このIDを非表示/違反報告)
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