ごめんね、先生＿4 ページ11
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面倒なことになった。
これは最悪学校にすら行かせて貰えないパターンだ。
立ち塞がって出してくれない大ちゃんとの攻防中、それまで黙って新聞を読んでいた慧くんがわざとらしい咳払いをして立ち上がった。
慧「涼ちゃん、」
涼「……なに」
慧「先生に会いに行ったでしょ？」
涼「…知ってたの？」
大ちゃん側の味方が増える。
いざとなったら、庭へ飛び出すための軌道を確保しないと……。
慧「病院嫌いの涼ちゃんが、許可を貰うために一人で乗り込んだって聞いて驚いたんだけどね………感動しちゃったよ」
怒られる、と思いきや……慧くんは胸の前で手を合わせて。………感動を表現している。
何処にそんな要素が…？
大「慧？」
これには大ちゃんも戸惑う。
油断している今ならすり抜けられそうだけど、まだ話の途中で。
慧くんが何を言いたいのかもよく分からないから、とりあえず聞いてみる。
慧「その意志を尊重したいから慧くんは止めない。けど、無理だけはしないでね」
涼「………いいの…？」
慧「涼ちゃんは良い子だから約束は守れるよね」
涼「…はい」
……許してくれた……！？
大ちゃんは納得いってない顔をしているけど、慧くんがいいって言ったんだもん。
正直、後ろめたさはあったから……学校へ行く心が軽くなる。
最後は頑張ってね、と送り出してくれて。
信じてくれている慧くんを裏切りたくないという気持ちも強くなった。
＿＿＿
中「やま、そろそろだけど……大丈夫そう？」
涼「……うん」
………第一試合が始まる。
既にバスケで敗北している俺たちのクラスはここで取っておかないとあとが無い。
ふぅ……こういう勝負事にちゃんと参加するのは生まれて初めてだから………
……ドキドキ………
やばい、緊張してる………
涼「…ふ、ふぅ……ん、……」
先生がスタートの合図を出すと歓声が飛び交い皆が動き出す。
………最初から出遅れる俺はすぐに相手チームの標的になって。
涼「うわっ、！」
真正面に流れてくるボールのスピードは事故の直前みたいな映像で避けることも出来ない。
………練習の時はクラスメイト同士だったからわざと俺を避けててくれたんだなって、今更ながらに思う。
中「危ないっ、俺の後ろにいて」
涼「……ゆうとっ…」
クラスのためには………俺は出場しない方がよかったんだろう。
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夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 苺さん» 返信遅くなり申し訳ありません…！ありがとうございます！本日更新させていただきましたので読んでいただけたら嬉しいです…！ (2020年9月10日 18時) (
レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - ゆーさん» 返信遅くなり申し訳ありません…！待っててくださったのですか(照)←ありがとうございます！頑張ります！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(ゆ〜りり)(プロフ) - 鍋部さん» 返信遅くなり申し訳ありません…！こちらこそそう言っていただけてとても嬉しいです！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 続きが気になります！更新楽しみにしてるので頑張ってください！！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: 5bca04a89d (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 更新待ってました！！！すごく嬉しいです。頑張ってください！ (2020年8月9日 22時) (レス) id: cb796110be (このIDを非表示/違反報告)
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