似た物同士 ページ40
夏油side
「助けてくれ!!」
�ナニカ�に抱えられ現れた行方不明の一人、一ノ瀬亮太の顔は真っ青だった。
そして、�ナニカ�を突き飛ばすように降り立つと…
「乱暴に俺を運ぶな!!俺は酔いやすいん……ウップ。」
どうやら、気持ち悪くて青ざめた顔をしていたらしい彼は、なんとも綺麗に戻し意識を失う……悟の方に向かって。
「汚ねぇ!!こっちに向かって吐くな!!
それに、俺は男と抱き合う趣味はねぇ!」
悟の悲鳴が響く中、�ナニカ�が喋る。
「#*?^*€瓠|}>$€€>>????」
「すまない。なんて言ったんだい??」
しかし、その�ナニカ�がそれ以降、喋ることはなかった。
「Aの術式なのかな?」
「いんや、ソイツは紙を使った式神だよ。Aのな。」
すると、今まで吐瀉物に悲鳴を上げていた悟が、鼻をつまみながらくぐもった声で言う。
「籠ってる呪力が完全にアイツのだよ。確か、この式神は芦屋家秘伝のやつ。」
そう言いながら、悟がその�ナニカ�の額を指で軽く突くと、あっという間に人型の紙に変わる。
ー本来なら、補助監督が使ってる紙媒体の式神の上位互換だから、もっと強ぇ筈なんだけどな。
言いながら指でその紙を掴み、ひらひらと振る。
呪術に関してはなんでも知ってるんだな。
そう意を込めジト目で悟を見やる。
しかし、彼はそれに気づかずに続ける。
「んで、どうする?アイツが戻ってないって事は、面倒なことになってんだろ。」
「当たり前だろう。助けに……。」
そこまで言うものの、彼の顔を見て言葉が止まる。
ー素直じゃないな。
彼は、案外心配そうな顔をしていた。
意地悪をしてやろうと、ニヤニヤしながら口を開く。
「助けに行きたいかい?」
「…性格悪ぃよな、ほんと。」
そう言いながらも歩き始める悟。
「ハハッ、どの口が言うんだか。」
そう言いながらも、自分も悟の後を追いかけるのだった。
▼▼▼▼▼▼
「あ、そう言えば市ヶ谷君だっけ。←
置いてきてしまったけど、不味いかな?」
「あん?市ヶ谷じゃなくて、井上だろ?←
あー、補助監督に連絡しとけば?」
「そうしようか。」
なんていう会話があったとか。
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Chai(プロフ) - しらすさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえると嬉しいです! (2021年4月26日 17時) (レス) id: dd818a607a (このIDを非表示/違反報告)
Chai(プロフ) - もっっっちさん» ありがとうございます。更新頑張ります… (2021年4月26日 17時) (レス) id: dd818a607a (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 控えめに言ってこの作品大好きです (2021年4月20日 20時) (レス) id: 5d40a22327 (このIDを非表示/違反報告)
もっっっち - うわぁぁぁめっちゃ好きです!更新頑張ってください!! (2021年4月19日 23時) (レス) id: 719e5dac86 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - わああ!!!ありがとうございました!!!とっても続きが気になります、、更新これからも頑張ってください! (2021年2月15日 21時) (レス) id: 17d04197cc (このIDを非表示/違反報告)
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