ある独りの少年 1 ページ36
初の五条side
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昔から独りだった。
うん百年ぶりの六眼と無下限の抱き合わせ
を持ってこの世に生を受けた俺は、昔から常に最強であることを求められた。
だけど、俺もそれが当たり前だと思っていた。
ーどいつも此奴も、俺よりも弱いから。
その証拠に、どんな人間も俺に気に入られようとすり寄ってきた。
ー俺はどんな時でも最強でなきゃいけない。
普通は認められない。
しかし、その考えを真っ向から否定されたことが2回ある。
2回目は言わずもがな、高専一年の同期である夏油傑によってだった。
ーーーー「君がそんな奴だなんて思ってもなかったよ。唯我独尊なのはいいけど、君は
そう言われた時は腹が立った。
お前らが弱いから、俺は強くなることを求められたんだよ。
普通を知るべきだ？普通であることをお前らが、認めなかったくせに？
腹が立って周りが見えなくなっていたこともあり、芦屋のクソ女が穴に落ちていった時も俺は動く事が出来なかった。
ー弱いはずの夏油が動けたのに。
その事実に余計に腹が立った。
芦屋が落ちた直後に現れた特級呪霊に、行き場のなくなった怒りをぶつける。
ー術式順転出力最大ー
『蒼』
しかし、流石特級というべきか直ぐに体の再生が始まる。
(反転術式が使えねぇのが痛ぇな。)
そう、最強と言われていても未だ反転術式の使用に成功したことはない。
考えれば考えるほど、焦りが生まれ技の精度も乱れる。
「おい！悟！！感情的になるな！！そして、少しは私と協力しようとする努力をしてくれ！！」
もう一度、術式順転を最大出力でぶっ放そうとした瞬間、夏油傑に腕を掴まれ止められる。
「うっせぇわ！！オマエに指図される言われはねぇんだよ！！」
ー俺は最強じゃ無いといけねぇんだ!ー
そう叫ぶと一瞬怯んだのか、腕を掴んだ力が緩む。
その手を振り払い、術式反転の構えを取る。
ー術式反転ー『赫』!!!
「ケッケッケッ!!!」
しかし技が発動することはなかった。
「クソが！」
特級呪霊の攻撃が目の前に迫る。
無下限を発動させるものの、多少の怪我を負うことを覚悟する。
「ギィぃぃぃ！！！！！」
「っ！！悟、大丈夫か！？」
しかし、俺に攻撃が当たることはなく、特級呪霊は、新たに出現した�特級�呪霊に壁に縫い付けられていた。
「は？？？」
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Chai(プロフ) - しらすさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえると嬉しいです！ (2021年4月26日 17時) (
レス) id: dd818a607a (このIDを非表示/違反報告)
Chai(プロフ) - もっっっちさん» ありがとうございます。更新頑張ります… (2021年4月26日 17時) (レス) id: dd818a607a (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 控えめに言ってこの作品大好きです (2021年4月20日 20時) (レス) id: 5d40a22327 (このIDを非表示/違反報告)
もっっっち - うわぁぁぁめっちゃ好きです！更新頑張ってください!! (2021年4月19日 23時) (レス) id: 719e5dac86 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - わああ！！！ありがとうございました！！！とっても続きが気になります、、更新これからも頑張ってください！ (2021年2月15日 21時) (レス) id: 17d04197cc (このIDを非表示/違反報告)
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