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リリー「A…貴方はやっぱり優しくて強いのね」

A『違う、私は決して強くも優しくもない…』

キース「褒め言葉は素直に貰っとけ」


キースと名乗った彼がAの頭を雑に撫でる
それでボサボサになった髪に笑いながら怒るAの姿が

恋仲の行為に不慣れなルーピンがAの頭を撫でていた頃と重なり

自然と笑みがこぼれた


リリー「…Aのくれたネックレスで私は生きのびてるのよね?
じゃあジェームズとハリーは…」

A『ジェームズはまだ目を覚ましてないだけでちゃんと生きてる
ハリーは…ジェームズが起きてから話すよ』


目が覚めた時に見た顔と同じ
苦しそうな悲しそうな顔でAは言う

それ以上今は踏み込んではいけない気がして
素直にその言葉を飲み込んだ


どこに何があるという説明を2人から聞いていると
ジェームズが起きる


ジェ「あれ…僕
、、、Aがいるから死んだのか」

A『ここは現世だよ
ってか私見て死んだと思わないでくれない??』


失礼な事を言うジェームズにAがチョップしながらつっこむ

ジェ「イテッ、、だって、アイツに僕…
あの時、ネックレスのチェーンが切れる音が変に頭に響いてた」

A『流石はジェームズ、学年一位を取り続けてただけあって察しが早いね』

ジェ「よかった…リリーも無事なんだね
…ハリーは何処?」

A『それは…今から説明するよ』

✄-------------------‐
Aside


A『ハリーは、助けれてない…いや、助けなかったの
ちゃんと理由はある…でも、今は話せないの』


嗚呼、言ってしまった

助けれる状況下で自分達の可愛い息子を助けなかった奴なんて嫌って、憎んで当然だ

言葉を放つにつれ2人の顔が見れなくなり息が詰まる

そんな私の足元に猫に戻ったリグが擦り寄り励ましてくれ
どうにか言葉を繋げる


A『私の事は嫌ってくれていい、なんなら殴ったって文句は言わない
でも、この家からは事が済むまで出ないで、私が居るのが嫌なら出ていくから…お願い』


そこまで言った私の視線は完全に下に向いていて
心配そうに私を見つめるリグと目が合う

そんな時視界の端にジェームズの靴が見えて

家族が大好きなジェームズの事だから相当怒ってるだろう
殴られると覚悟を決めて目を瞑った


けれど私に届いたのは拳ではなくて
ジェームズは優しく抱きしめてくれる


A『…なんで』


私のその問いにジェームズは笑って答える

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イジー - ほんとに面白いです!wギャグだったり感動だったり、最高です。がんばって下さい! (2022年12月24日 14時) (レス) @page38 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トノン | 作成日時:2022年11月25日 1時

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