解釈違いです！！！2 (ページ23)

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狂気の生物ここに在ページ23

Aside

私を抱きしめ
すやすやと眠るリーマスの頭を撫でていると

扉の方からチリンと音が聞こえ

少し頭を上げ確認すると

黒い毛並みにルビーのような赤い瞳の黒猫､基キースさんが居て

チリンと音をたてたのはキースさんにあげた腕輪についている鈴の音で
猫の姿では首輪代わりにつけている為何処にいても分かる

キース[クルックシャンクスを説得するのに時間がかかったが
シリウスの場所が分かった]

A[ありがとうございます､キースさん]

キース[何､俺に出来ることをしてるだけだ
準備に時間かかるだろ？終わったら呼んでくれ]

そう残し
しっぽをゆらりと揺らしたキースさんは鈴の音と共に消える

リーマスを起こさないようベッドから出て
共同部屋ではない自室に戻り､お風呂や着替えを済ませ
キースさんの名を呼ぶ

キース｢ん､終わったか
それじゃ俺についてきて｣

どこからともなく姿を表したキースさんに驚きつつも
後を追っていく

茂みをかき分け禁じられた森を進んでいくと
最後に見た時よりもやせ細っている黒犬を見つける

シリ｢ｸﾞﾙ"ﾙﾙ…｣

A『目の色1つ変わっただけで唸るなんて…我が友ながらに感心しないよ､パットフット
安心して､信じてるから』

シリ｢…わふ｣

A『ここじゃアレだし､皆が寝てる間に安全な所に行くよ
ついてきて』

犬の姿のシリウスを連れ
周りに警戒しつつ来た道を戻り

自室に入り､幼き姿から元の年齢の姿へと戻ると
シリウスも元の姿に戻る

シリ｢…ここは？｣

A『私が前世使ってた自室らしい
ここなら必要の部屋みたいに隠してるから安全だよ』

シリ｢Aの部屋で寝泊まりするなんて…リーマスに知られた時が怖ぇわ
…まぁ背に腹はかえられない｣

A『何か欲しい物とか必要な物あったらラースに伝えてくれたらいいよ』

シリ｢ラース？｣

A『私の肩に乗ってるこの黒猫』

シリ｢わかった､それじゃあA暫く世話になる｣

キースさんの正体は教えない､教えた時何か不利になる事があっては困るから

物語で亡くなるはずだった人を助け､家に居てもらう時のみ伝えるとキースさんと決めたからだ

なんて考えていればシリウスのお腹がなる

シリ｢…すまん｣

A『…何か食べ物持ってくるね』

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