Ａ級の剣バカ 夏 （66） ページ24
夏。
『海−−−−−−−−−−！！！！』
「いぇーーーーーい！！！」
「きたなー、海」
「あっつ…」
「おぉー、海だなー」
上から順に、A、緑川、槍バカ、俺、太刀川さんだ。
事の始まりは太刀川隊の隊室。柚宇さんは１８歳組で夢の国、唯我は家族で海外旅行。隊室には俺と太刀川さんだけがいる。
「出水、もう夏休みだろ？Aとデート行かねえのか？」
忍田さんに言われたのか、風間さんに言われたのか、珍しくレポートをやっている太刀川さんが口を開いた。
「えっ、あーっと、話してない、です」
「おいおい、そりゃダメだろ。夏と言えば海、海と言えばデート、定番だろ」
「そーなんすか？あ、でも水族館行きたいって言ってたの聞きました」
夏休み前、教室で友人たちと話していたのを小耳にはさんだ。
誘おう、誘おうと思ってはいるのだが、なかなか誘う勇気が出ない。
「知ってんのに誘ってねえんだな？」
「ぐっ…」
「よーし、哀れな隊員に俺が手助けをしてやろう」
「い、いいっすよ！太刀川さんが動くとろくなことにならないんすから！」
「ならランク戦で俺が勝ったら言うこと聞け、んで負けたらデートに誘え」
「もう選択肢ないじゃないっすか！！」
太刀川さんに連れられてランク戦ブースへ。
アタッカーとシューターであれば勝てる、と思う人もいるかもしれないが、そんなことはない。
相手はアタッカー1位で総合ポイントも1位。距離の優位は旋空弧月とグラスホッパーで詰められる。
「ああもう！やればいいんでしょやれば！」
「お、やる気になったな！」
「ほんっといい性格してますよね！！」
おしゃべりはここまで。真面目に戦うとしよう。
「よーし、俺の勝ちだな」
「あーーーーーーー」
ぼろ負けした。無理だろ、ここに槍バカでもいれば変わったかもしれないけど、過ぎたものはもうどうしようもない。正々堂々あきらめるとしよう。
「よし、海行くぞ」
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緋刃(プロフ) - 出水君風間さんLOVEさん» 読んでいただきありがとうございました！�靴任盻颪い討△襪箸�り、原作から離れたお話を書いていこうと思うので、お時間があれば読んでいただければと思います！これからもよろしくお願いします！ (2020年9月26日 22時) (
レス) id: 481f585729 (このIDを非表示/違反報告)
出水君風間さんLOVE - 完結おめでとうございます！！ほんっとうにお疲れ様です！！これからも頑張ってください！！応援しています！！ (2020年9月26日 20時) (レス) id: 5a45e4d8a1 (このIDを非表示/違反報告)
緋陽野(プロフ) - ありがとうございます！完結までもっていけて良かったです！アイディアが出てくれば番外編を書くかもしれないのでその時はまた読んでいただければと思います！次回作もぜひお読みください！ (2020年8月2日 20時) (レス) id: 677f969f24 (このIDを非表示/違反報告)
P.P.ニット - 完結おめでとうございます！そして、お疲れ様です！すごく楽しかったです！次回作楽しみにしています。 (2020年8月2日 17時) (レス) id: ded42c6825 (このIDを非表示/違反報告)
緋陽野(プロフ) - スイさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて良かったです！これからもぜひ読んでいただけると嬉しいです！ (2020年7月31日 20時) (レス) id: 677f969f24 (このIDを非表示/違反報告)
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