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町に着いて時透く...時透様の姿を探す。

すると長い髪に袴の様なものを着た人が居た。

『時透様!、お待たせしてしまい申し訳ありません』

「君が今日一緒に任務に行く人?」

『はい、華宮Aと申します
よろしくお願いします』

「すぐ忘れちゃうけど、一応よろしく
あと、敬語外していいよ。同期みたいだし」

『....覚えていたの?』

私が同期だと記憶にあったのかと思い、びっくりして聞いてみてしまった。

「いや、御館様から聞いた」

『そっか
じゃあまた、何度でも自己紹介するよ
そうしたら覚えられるかもしれないでしょ?』

「....そう....(どこかで聞いたことのある言葉な気がする)」

御館様から聞いたのだと知って少し寂しくなった。


『あの、本当に敬語外していいの?
私からしたら同期ではあるけど目上の人でもあるんだよね』

「いいよ、多分」


多分....??


「て言うか、もう外れてるし」

『.................』


ほんとだ.....

無意識って怖い


「行くよ」

『あ、うん』


『雅、情報もう少し詳しく分かる?』

「男女問ワズ兄弟ガ攫ワレテイルンダッテ!!
血気術トカハマダ分カラナイノ!!」

『わかった

時透くん、聞き込みから始める?』

兄弟がさらわれていると言うだけで、詳細は細かくは分からない。
聞き込みをするのが妥当だろう。

「.......僕は先に村に行くから、聞きこみよろしく」

えっ1人で先行くの??

って事は.....

『えっ、聞き込み私1人??
あっちょっ、時透くん、、!?』

時透くんはスタスタと山の方へ向かってしまった。

1人で聞き込みするしかないようだ。

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2023年5月29日 22時

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