扉が閉まる�� ページ35
「あ……」
Aは、携帯を手に取ると、目を見開いた。
何かあったのだろうか。
「ごめん、帰るね！」
「……どこに、行くんだ？」
「や、やだなー。家に決まってるでしょ！」
俺は気づいた。
Aが嘘を吐いてる事に。
Aは嘘が下手だから、嘘を吐く時の仕草は俺でも分かる。
「ほ、本当に早く行かなきゃいけないから！ じゃあね！」
Aはくるっと体の向きを変えると、そのまま走って行ってしまった。
「そこまでして、隠したい事って……」
Aのプライバシーだから、関わるべきじゃないのか？
それとも、ちゃんと向き合って、本当の事を言ってもらうべきなのか？
俺は迷っている時間が惜しくて、すぐさまAを追いかけた。
早くしないと、取り返しのつかない事になりそうだったから。
「どこに行ったんだA……」
俺が公園を出るのが遅かったせいで、Aの行った場所が全く分からなかった。
「磯貝？」
曲がり角を曲がったところで、見覚えのある顔が見えた。
「前原！ A見なかったか！？」
「Aならさっき、青ざめた顔であっち行ったけど……なんかあったのか？」
「いや、特に何も無い筈……なんだろうけど、放っておけないっていうか……。とにかく、急いでるからまた後でな！」
「お、おう……」
俺は急いで前原の言っていた所へと向かった。
段々と、道が狭くなっていって、着いた先は家が何軒か建っているだけだった。
「Aと同じ苗字の表札……。」
もしかしてここに居るかもしれないと思い、俺はインターホンを押した。
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詩帆(プロフ) - 凄く素晴らしい作品！なんで順位ついてないの･･･？ (2021年7月13日 17時) (
レス) id: 46695abdda (このIDを非表示/違反報告)
コノハナサクヤ(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2019年1月27日 23時) (レス) id: d9d1b0d776 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - おおおおおもしいです！更新頑張ってください！ (2019年1月27日 20時) (レス) id: d73a6f0aa2 (このIDを非表示/違反報告)
コノハナサクヤ(プロフ) - 白木里沙さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年1月25日 23時) (レス) id: d9d1b0d776 (このIDを非表示/違反報告)
白木里沙(プロフ) - んほんほんほほ（なんやこいつ） 新作ですね!!! いやー、一気に見てしまいます…！ 面白くて…続きが気になりすぎます…！ 更新、がんばってくだせぇ!!兄貴ィ!! (2019年1月24日 21時) (レス) id: 69bdcdfefa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コノハナサクヤ | 作成日時：2019年1月15日 23時
