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『おつかれ様でした』
「おつかれ様〜明日は遅刻すんなよ！」
『はい！ほんと気をつけます！』
時刻は18時。
1日の業務を終えそう挨拶して会社を出る。
ちなみに朝は、遅刻についてそこまで怒られなかった。
いつもちゃんときてるから今日だけは特別だよ、とのこと。
ほんとによかった。
結局千冬に迎えは頼んでいない。
頼まなくても来そうで怖いけど。
なんて思いながら靴を履き、会社の敷地から出ようとする。
その時だった。
目の前には見覚えのある男。
千冬じゃない。
まさか…
『け、いすけ…』
「…よォ」
そこには、集会終わりなのか特攻服姿の圭介が立っていた。
待って、全然状況が理解できない。
なんで圭介が私の仕事場にいるのか。
そもそも知っていたのか。
と言うかなにをしにきたのか。
色々な疑問が頭の中を巡る中、口を開いたのは圭介の方。
「帰るぞ」
『え…』
一言、そう言われた言葉。
帰る？ってどこに？
まさかあの家に？
『なに言って…』
「今どこに居んのかわかんねぇけど、Aいねーと俺なんもできねぇ。ちゃんと話がしたい。戻ってきてくれ」
『そんなこと…言われても…。てか、あの女の人は、』
「…別れた」
『え』
「信じられねぇかもだけど、俺が好きなのはずっとAだけなんだよ、」
いつものような上から目線ではなく、申し訳なさそうに話す圭介。
ずっと一緒にいたからわかる。
嘘は、ついていないんだろう。
…だけど。
『ごめん…いけない、』
「…は？」
『帰んなきゃいけない場所があるから…ごめん』
私がボソボソとそう話せば、圭介は意味がわからないと言う顔をする。
どこか、怒ってもいるような。
だけど、今何故か思い浮かぶのは千冬の顔で。
千冬の家にお世話になっているからとか、そう言う理由じゃない気がする。
ただ、千冬と一緒にいたい。
だなんて思ってる私がいて。
圭介には申し訳ないけど、あの家には帰れない。
そう思って頭を下げた。
「…ンでだよ、」
『え、』
「わりぃけど、俺も譲れないわ」
圭介はそう言ったかと思うと私の腕を掴みそのままズルズルと私を引きずっていく。
抵抗はするけど圭介の力に敵うわけはない。
そのうちバイクに乗せられて、強制的に家に連れて来させられた。
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みや(プロフ) - さくたんさん» ありがとうございます！場地オチ機会あったらぜひ書きたいと思っています！ (2021年10月3日 22時) (
レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - 場地さん落ちもみてみたいです！ (2021年10月2日 22時) (レス) @page33 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - いいお話でした (2021年10月2日 11時) (レス) @page32 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - �Г気�» 嬉しいです〜！ありがとうございます！ (2021年9月30日 23時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - あやさん» 千冬頑張れー！って感じです！笑 (2021年9月30日 23時) (レス) @page21 id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年9月18日 3時
