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『真一郎っ、みてみて』
「あー？…っておい、なんつー格好してんだよ！」
『サプライズ！』
サプライズ、なんて言いながらにっこにこで真一郎にそのコスを見せる私。
そんな私を見て真一郎はわかりやすく顔を赤く染める。
『エマちゃんがね、これ着たら真一郎喜ぶよって』
「エマの仕業かよ…」
『…可愛くない？』
「……」
思ってた反応と違ったため、少し心配になる私。
恐る恐る真一郎にそう聞けば、黙って私のそばまで歩いてくる。
何事だ、と思いながら真一郎をじっと見ていれば急に私の首元に顔を埋める。
『しんいちろ…？』
「流石にこれは誘ってんだろ」
『え』
そのまま首元がちくりと痛んだかと思えば位置を変えまた軽く吸い付く。
しばらくその痛みに耐えていれば真一郎はそのうちに離れてくれた。
しかしそれも一瞬の話で、すぐ唇にキスを落とす。
いつのまにか後頭部には真一郎の手が置かれていて逃げることができず、それどころキスはかどんどん深くなっていく。
苦しくなって息を吸おうとするが、その隙でさえも見逃さない真一郎はすぐに舌をねじ込ませる。
苦しい。
『んん〜！しんいち、ろ…、くるしっ…』
「うるさい、やめろって言われても俺もう無理だし」
『ん…え、あ、ちょっ、』
一度口からを離しそう言ったかと思うと着ていたその衣装を捲り上げる真一郎。
恥ずかしくなって離れようとするが腰をホールドされていて逃げられない。
後頭部にあった方の手を背中に回されたかと思うとパチン、という音と共に上の苦しかった感じが一気に楽になる。
それは一瞬の出来事で。
『…慣れてる』
「AV見て勉強したか…いってぇ！」
『余計なこと言わないで』
また意味わからないことを言い出す真一郎の頭を叩けば痛そうにそう叫んだ。
ムードも何もない。
だけど私も満更でもないのが事実で。
もしかしたらあるんじゃないかな、なんて思ってかわいい下着つけてたのは内緒。
『…ケーキ、食べないの？』
「ん、今はいらねぇ」
『…ヘンタイ』
「うっせ。俺がどんだけ我慢してたと思ってんだよ」
真一郎はそう言ったかと思えば急に私を抱き上げソファの上に寝かす。
そしてニヤリと笑って囁いた。
「優しくしねーよ？」
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らいむ - 悲しい・・・でもとてもいい話ですごい感動しました。涙腺がぶっ壊れました。ありがとうございました！ (2023年1月6日 20時) (
レス) @page26 id: 7852438752 (このIDを非表示/違反報告)
箔月 - 涙が止まらない…それくらい感動しました (2022年1月31日 22時) (レス) @page26 id: c0f79eeeaa (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 最後の話読んだときまぢで涙止まりませんでした。悲しい夢オチ…｡:ﾟ(;´∩`;)ﾟ:｡ (2021年12月29日 19時) (レス) @page26 id: b29aa485ac (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 水無月さん» 最後の話すごい考えました笑素敵だなんて嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年9月20日 12時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 花蘭さん» 前作からありがとうございます！そんなに読んでもらえてるなんて嬉しいです！ (2021年9月20日 12時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年9月4日 23時
