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月日は経ち12月。
もうすぐクリスマスという事もあってか外はクリスマスフェアばかり。
『エマちゃんっ♡』
「え、Aさん？！」
『一緒にデート行こう、デート！』
そんなクリスマス前の休日。
私はアポ無しでエマちゃんの部屋に突撃して、そんなことを言っていた。
元はと言えば今日は真一郎と遊ぶ予定だった。
だが、その張本人は“寒いからもうちょっと寝させて”なんて言って起きようとしない。
そんな真一郎に腹を立てた私は真一郎のことは無視してエマちゃんと遊ぶことにしたのだ。
『外で待ってるね〜』
「すぐ行く！」
急だと言うのに迷惑な顔ひとつせずに準備を始めてくれるエマちゃん。
ほんと天使、誰かさんと違ってね！
ちなみにエマちゃんとはあれからも結構色々話したりして仲良くなった。
結構歳の差あるけど“敬語禁止だよ♡”って教え込ませたらいつの間にかエマちゃんもタメで話してくれるようになった。
やっぱりそっちの方が近い感じがするからね。
「お待たせ！」
『全然…って大人っぽ！』
「え？Aさんの方が綺麗だよ〜」
『お願いヤメテ悲しくなる』
しばらく待っていれば足音と共に急いでやってくるエマちゃん。
振り向くとそこには制服の時とは全然雰囲気違うエマちゃんがいて、思わずそう叫ぶ。
待ってほんとに中学生？あなた。
え、てか胸でかくね？
ごめんなさい。
「そんなこといいから、早く行こう？」
『う、うん！いこっか』
そうだ、今日はエマちゃんとデートだ。
真一郎のことなんて無視して楽しんでやる！
・
・
「おいしいっ」
『ほんとー？よかった！』
「こんなに頼んでいいの？」
『もちろん！ぜーんぶ奢りだからいっぱい食べて！』
家を出るときにはちょうどお昼前だったので、遊びに行く前にお昼ご飯を食べることにした。
なんて言っても普通の喫茶店だけど。
美味しそうに食べるエマちゃん見ると嬉しくなる。
エマちゃんおかずに白米食べれそう。
…ってまた危ない発言してるよ私。
『今日はどこ行きたい？』
「んー、クリスマス前だし、プレゼント買いたいなって…」
『プレゼント…あ！例のドラケンくん？！』
「ちょ、Aさん声大きい！」
私がそう名前を叫ぶとエマちゃんは慌てて私にそう言ってくる。
くっそ、エマちゃんに愛されてるとかあいつ許さん、今度叩きのめしてやろう。
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らいむ - 悲しい・・・でもとてもいい話ですごい感動しました。涙腺がぶっ壊れました。ありがとうございました！ (2023年1月6日 20時) (
レス) @page26 id: 7852438752 (このIDを非表示/違反報告)
箔月 - 涙が止まらない…それくらい感動しました (2022年1月31日 22時) (レス) @page26 id: c0f79eeeaa (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 最後の話読んだときまぢで涙止まりませんでした。悲しい夢オチ…｡:ﾟ(;´∩`;)ﾟ:｡ (2021年12月29日 19時) (レス) @page26 id: b29aa485ac (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 水無月さん» 最後の話すごい考えました笑素敵だなんて嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年9月20日 12時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 花蘭さん» 前作からありがとうございます！そんなに読んでもらえてるなんて嬉しいです！ (2021年9月20日 12時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年9月4日 23時
