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22★ ページ22

★竜胆side





Aと出会ったのは、3年前。




仕事も休みでたまたま六本木をフラフラしてれば、見覚えのあるピンク頭が目についた。



休みの日までこいつの顔見たくねぇな、なんて思って方向転換しようとすれば三途の隣を歩く女が目についた。

綺麗な黒髪の、無駄にスタイルの良い女。



あいつ彼女いたんだ、なんて思ってれば振り向いたその女と目があった。

やべぇ、と思った時はもう遅い。


俺を見た三途は女の手を引いてズカズカと俺に近づいてくる。






「テメェなに見てんだ?」

「わざわざ話しかけんじゃねぇよ」

「あ゙?!こっちだってテメェの顔なんか見たくねぇわボケ!」

『春ちゃん口悪い!』

「…誰アンタ」





俺に暴言を吐く三途を、叱る女。

思った以上に綺麗な顔をしてて、心臓がうるせぇのも事実。



女にそう言えば、あ!となにか気づいたような顔をする。





『急にごめんなさい。一応春ちゃんの彼女のAです』

「テメェ一応ってなんだコラ」

『いちいち突っかからないでよ!…あの、お名前聞いても…?』

「…灰谷竜胆」

『竜胆くん!』




俺の名前を呼んで嬉しそうに笑う女。


三途にこんな可愛い彼女、もったいねぇよ。

なんて少し嫉妬。



















それから流れで連絡先を交換し、連絡を取って行くうちに仲良くなった。





『竜胆〜!聞いてよ春ちゃんが…』

「おー、どうした」



『竜胆今日家行くね』

「は?三途は?」

『今日仕事忙しいらしいの〜竜胆暇でしょ!』

「暇扱いすんじゃねぇ」



『竜胆綺麗な顔してるよね』

「…うっせ」

『なんで!褒めてるのに!』





時々2人で飲みに行ったり、メシ行ったりもした。


A曰く三途には内緒らしいけど。

まぁ確かにバレたら殺されるわ、俺が。




そんな中、どんどんAへの感情が、“好き”という気持ちになって行ったのも事実。

とは言っても三途の彼女だし、手出す気はなかったけど。




ある日、Aから聞いた三途が浮気してるっていう言葉。


Aは辛ぇはずなのに、俺は何故か嬉しくて。

もしかしたら俺のものにするチャンスなんじゃないかって。


…あー、性格悪ぃな俺。






三途、テメェがAのこと幸せにするつもりねぇなら俺がもらうぞ。

割と、本気なんだわ。

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蘭奈莉逢瑠悲@カナリア:ルカ(プロフ) - 春ちゃんさいっこうじゃないですかあああ!!作者様天才すぎる!!! (11月27日 23時) (レス) @page39 id: 4d14879615 (このIDを非表示/違反報告)
一尺八寸一犀 - 春ちゃん〜…あ〜もうすっごい好きです///愛してるってなんですか!?愛してるって!!え、カッコ良過ぎるんだけど!?竜ちゃん蘭ちゃんも素敵でした……///もうずっと読んでいたい╰(*´︶`*)╯♡ (9月4日 23時) (レス) @page39 id: 605bcc3c89 (このIDを非表示/違反報告)
NA - 春ちゃーーーーーん素敵すぎます!最後の''愛してる"カッコイイ☆夢主ちゃんもお幸せに♡ (2023年3月21日 10時) (レス) @page39 id: 9c547ad202 (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - オールして読みました、ガチ尊い。叫びたいけど時間的に無理だ🥲🥲🥲🥲 (2022年12月25日 5時) (レス) @page39 id: 3e85deed6b (このIDを非表示/違反報告)
やほやほ〜 - 蘭ちゃん=優男 竜胆=ツンデレ神 春千夜=すれ違い彼氏でいい? (2022年9月3日 17時) (レス) @page27 id: 89b4ed43fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みや | 作成日時:2021年11月16日 19時

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