場地.松野 ページ7
『じゃあね』
｢ばいばーい｣
友達と教室で別れて1人校門へ向かう。
今日は午前中で授業が終わったので、誰も校門前で待っていない。
今日こそ散財せずに帰る事ができる。
気楽に1人で帰ろう。
そう思ってゆっくり歩きながら、いつもは通らない商店街を通って帰る。
今日は屋台が商店街で展開される日らしいので、見て帰りたかったんだよね。
クレープ、かき氷、たい焼き、唐揚げ、コロッケ。
お腹こそ空いて来れど、思い浮かぶのはそれらを食べて満たされる私ではなく、東卍の彼らだった。
もう完全に絆されちゃってんじゃん。
そんでアイツらも簡単に餌付けされすぎでしょ。
武道と私の分の唐揚げを買って、商店街を後にした。
唐揚げなら冷めても美味しいし、あっためたらまた美味しいから良いでしょ。
場｢…アン？お前何でいんの？｣
商店街を抜けて少し歩いたところで場地と出会った。
何でいんのはこっちのセリフだけど？
『場地こそ学校じゃないの。ダブれないとか言ってたよね』
場｢きょっ…今日は休校日なんだよ｣
『戻れ馬鹿なんだから』
松｢場地さん戻ったっス…Aさんじゃないですか｣
場地が絶対ェ戻らねぇ！と騒いでると、ひょこっと現れたのは松野。
松野は驚いた様子もなく、チワっすとだけ挨拶をしてきた。
こいつだけ、あの礼儀知らずの東卍の中で唯一敬語を使ってくれる子。
場地に忠誠誓ってる可愛いワンコ。
『よっす松野！君も場地とサボり？』
松｢まあ、はい。Aさんは｣
『今日は職員会議だか何だかで午後から無いよ』
松｢そすか｣
松野は他のメンバーたちと違って若干塩対応。
いつまでも距離置かれてて、失礼とかはしてこないんだけどちょっと寂しい。
場｢ちょうどいい、Aも一緒に来るかよ｣
『どこに？』
松｢幹部だけの集会っス。Aさんなら行っても怒られないと思いますよ｣
『…行こーかな』
場｢っしゃ、そうと決まれば｣
『あ、待って』
私の手には2つの唐揚げ。
正しくは、2本の唐揚げ串。
『2本あるの。君らにあげる』
場｢おーやったぜ！｣
松｢…あ、ざっす｣
武道と私の分だけど、このまま持っていったら男子共の奪い合いになるだろうし、平和的解決だ。
ここの唐揚げ美味しいんだよね。
松｢…あの｣
『何、どうかした？唐揚げ嫌い？』
松｢いえその…失礼します！｣
『ん"？！』
彼はそう叫んだ後、私の口に串をねじ込んだ。
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つか(プロフ) - あまねさん» 二次創作でくらいは幸せであってほしいので…ほのぼの大好きなんです… (2021年8月21日 13時) (
レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - ほのぼのすぎて涙が､､､笑 (2021年8月21日 11時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
なたきち(プロフ) - つかさん» ほんとですううう！！！！是非またストーリーが思いついたらあっくんのお話お願いします…！笑 (2021年8月5日 3時) (レス) id: 1de6729add (このIDを非表示/違反報告)
つか(プロフ) - なたきちさん» うわーーー！！！ほんとですか！！こちらこそ、めちゃくちゃ嬉しいです！！！あっくんはいつか…いつか…と思っていたので！！これからもよろしくお願いします！！！ (2021年8月4日 0時) (レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
なたきち(プロフ) - はじめまして！いつも楽しませて頂いてます…！密かにあっくんのお話来るの待っていたので今回の更新めちゃくちゃ嬉しかったです…！笑。これからも作者様のペースで更新頑張ってください！ (2021年8月4日 0時) (レス) id: 1de6729add (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つか | 作成日時：2021年7月8日 15時
