【短編集】誰かと甘いひとときを2【仮面ライダー・戦隊】

☆Ex-aiDrive【K/エグゼイド×ドライブ】 ページ41

☆ドライブ、まだ完結前の段階にしといてください！！作品の都合上！！





悪天候のなか、今日も市民のために走り回る男がいる。

「待て！お前、ロイミュードじゃないな！」

この男、泊進ノ介。

「はぁ…はぁ…、お前を倒して、莉乃さんの命を救う！！」

そしてこの男、宝生永夢。
スーツで拳銃を構える進ノ介と、白衣でガシャットを構える永夢。ふたりに挟まれる形で、怪物『バグスター』が暴れていた。

「危ないから離れろ！」
「離れる訳にはいきません！」

お互い、お前は誰だ下がってろと言わんばかりにドライバーを装着し、変身する。

―Start your engine！―
―ガシャット！―

「「変身！！」」

―Drive！Type speed！―
―レッツゲーム！メッチャゲーム！ムッチャゲーム！ワッチャネーム！？ アイムア カメンライダー！―

両側から2人のライダーが走り出す。色もフォルムも戦い方も、全てが異なる2人のライダーが。

「よし、トドメだ！」
「それなら僕にやらせてください！」

そういうと永夢、もといエグゼイドは瞬く間に必殺技を叩き込み、パーフェクトなフルコンボでバグスターを一掃した。

お互いに変身を解く。

「えーっと…なんだか共闘しちゃいましたけど、あなたは？」
「俺は警視庁捜査一課の泊進ノ介だ。あんたこそ、白衣着てるけど何者なんだ？」
「あ、僕は聖都大学付属病院 小児科医の宝生永夢です。泊さんも仮面ライダーだったんですね。」

進ノ介は「あぁ」と頷いてから、永夢にバグスターのことや、エグゼイドの仕組みなどを聞いた。

「治療のために戦うライダーか…すごいな。」
「そんな…僕は、1人でも多くの患者さんに笑顔を取り戻してほしいだけですから。」
「それじゃ、さっきのを倒したってことは、誰かの命が救われたってことか。」

永夢は笑顔で「はい！」と頷いたあと、じょじょに顔を青くして叫んだ。

「ぁぁぁ患者さんの経過見に行かなきゃいけないんだった！！」
「急ぐなら、トライドロンに乗っていくか？俺が運転するよ。」
「す、すみません！病院までお願いします！」

永夢はわたわたとトライドロンに乗り込み、進ノ介がぐっとアクセルを踏み込む。トライドロンは聖都大学付属病院まで一直線に進んだ。

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