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ステージも終わり体育館の外に出れば、小さな衝撃が身体に走る。
重也「お姉ちゃん！！すごかった！
ぱああってなって、ぐわああってなって！」
A「ふふ、ありがとう。」
相当はしゃいだのだろう、額から流れる汗を
持っていたタオルで拭ってやる。
腕の中にすっぽり収まる小さな身体が
やけに愛おしくて、
いつか壊してしまいそうな気がして。
「お疲れ！すごかったよ！」
A「今日は引率を引き受けてくださり
ありがとうございます、えっと……ミリオさん？」
ﾐﾘｵ「そう！僕がミリオさ！
そしてこっちが桃のように可愛いけど
リンゴが好きなエリちゃんだよ！！」
エリ「……た、たのしかった…！」
エリちゃんをやけに主張してくるミリオさん。
そのエリちゃんはといえば、ミリオさんの腕を離れて
こちらに駆け寄ってくる。
エリ「あの……その、
ありがとう…！……ございます…。」
A「…？
そんなに楽しんでもらえたならよかったよ。
こちらこそ、来てくれてありがとう。」
頭を撫でてやれば、嬉しそうに、
少し寂しそうに目を瞑る彼女。
相澤先生からかなりの人見知りの子がいる
って聞いていたけど…
誤情報だったか。はたまた、先生の人相が
悪くて怖がられてたからかだな。
ミリオの腕に戻っていく彼女の背を
見ながら、そんなことを考える。
重也「お姉ちゃんお姉ちゃんっ、あそぼっ！」
A「いいよ。それじゃあミリオさん、
後でまた連絡するので…お願いします。」
ﾐﾘｵ「ああ！まかせてくれ！」
_________ある日、目が覚めたら何も無い世界にいた。
A「…本当に入れるの？」
重也「っも、もちろん！
おばけなんてこわくないもん！」
私の世界は一面真っ白で。
地に足がつかないような世界で、
ふわふわと浮きながら私は息をする。
重也「すごいこれ！かっこいい！」
A「サポート科かぁ…すごいねぇ。」
それでも、
こうやって何気ない日々を送っていると
急に上も下もなくなって。
一気に奈落の底へ落ちてしまいそうな
そんな感覚がする。
重也「ｸﾞｽｯ……ぼく、つよくなって、
お姉ちゃんをまもるんだ！」
A「うん…楽しみにしてるね。」
でもそれが同時に怖いんだよ。
だって、ねぇ、
今のカラっぽな私には、君たちしかいないから。
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さ - 恋花さん» そういう事言われて不愉快になる方いるのでやめましょうね (2022年10月25日 0時) (
レス) id: 11966a8a73 (このIDを非表示/違反報告)
恋花(プロフ) - 重也くんって文ストの中也みたい！ (2022年10月21日 17時) (レス) @page2 id: bb4cebb7fd (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 小鉄さん» うぁぁ嬉しいですありがとうございます；；頑張ります…✨ (2022年10月14日 0時) (レス) id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
小鉄 - たくさん泣いたし途中何度も発狂したくなりました( ；∀；)こんなに感情を揺さぶられる夢小説は初めてです……！これからも楽しみにしてます！！ (2022年10月13日 1時) (レス) @page43 id: a865d1e6ca (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 咲さん» えええありがとうございます！自分も泣きながら書いてたので嬉しいです；； (2022年10月8日 9時) (レス) @page6 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！！！
| 作成日時：2022年10月7日 22時
