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文化祭の余韻もなくなった頃。
私は先生にお願いされ、ある場所に来ていた。
エリ「おねえちゃん！」
重也「ちがうよエリ！ぼくのお姉ちゃんだ！」
A「うんうん、みんなで遊ぼうねぇ。」
_________そう、この2人だ。
2人は保護上の問題で先日から雄英に住んでいた。
今頃、A組とB組の皆は戦闘訓練中だろう。
あの授業は私に意味ないし、むしろ有難い提案だな。
しゃがみこんで目線を合わせる。
A「なにで遊びたい？」
重也「ヒーローごっこ！」
エリ「お、おままごと！」
A「うんうん、いいね、順番にやろう。」
2人は元々顔見知りらしく、すぐ打ち解けたらしい。
今じゃご飯も遊びも全部一緒のようで、
専ら教員たちの癒しになっているとかいないとか。
ここ、雄英の一室はすっかり子供部屋色に染まり、
各方面から貰ったであろう玩具たちで溢れている。
重也「じゃあまずはヒーローごっこ！」
エリ「つぎおままごとね！」
A「よーし、敵役頑張っちゃうぞ〜。」
子供のヒーローごっこは見てて楽しいもので、
ただひたすらにヒーローへの憧れが原動力だ。
今のように収益化されたそれとは全く違うし、
そもそも怪我人すら出ない。平和な世界線だ。
本来それに敵役なんてものいないのだが、
個人的につまらないので出演させてもらおう。
一呼吸、顔を上げたとき、
心臓が止まった。
重也「……ぁ、あぁあ、いや''、ああああ───ッ」
A「───！？」
顔を真っ青に歪めて叫ぶ重也くんと、
どこからか燃え広がる炎。
どこから炎が？どうして燃えてる？
そんなことを考える暇もなく、
いきなり炎が消えた。
部屋を満たしていた空気も消えた。
エリ「〜〜〜！？」
A「！！」
答えは簡単だ。
_________火事のトラウマを思い出した重也くんの
個性''真空''が暴走したんだ。
おままごとセットやら、絵本やらが宙に浮いて。
自身の身体からも重力が消える。
まずい。重也くんとエリちゃんの呼吸がもたない…！
酸素もなくなり頭が真っ白になる。
私は訳も分からず、咄嗟に2人を抱えて
一番近い窓から部屋を飛び出した。
気付いた時には空から自由落下していて。
気絶している重也くん。
目に涙を溜めてこちらを見るエリちゃん。
私は必死に2人を抱き寄せて、
笑った。
A「だい、じょぶ…ッ」
絶対、助けるから。
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さ - 恋花さん» そういう事言われて不愉快になる方いるのでやめましょうね (2022年10月25日 0時) (
レス) id: 11966a8a73 (このIDを非表示/違反報告)
恋花(プロフ) - 重也くんって文ストの中也みたい！ (2022年10月21日 17時) (レス) @page2 id: bb4cebb7fd (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 小鉄さん» うぁぁ嬉しいですありがとうございます；；頑張ります…✨ (2022年10月14日 0時) (レス) id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
小鉄 - たくさん泣いたし途中何度も発狂したくなりました( ；∀；)こんなに感情を揺さぶられる夢小説は初めてです……！これからも楽しみにしてます！！ (2022年10月13日 1時) (レス) @page43 id: a865d1e6ca (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 咲さん» えええありがとうございます！自分も泣きながら書いてたので嬉しいです；； (2022年10月8日 9時) (レス) @page6 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！！！
| 作成日時：2022年10月7日 22時
