【よう実】興味が無いと突き放したい。 (ページ47)

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Prrrr...

スマホのディスプレイに照らし出されていたのは

( 綾小路清隆 ) と電話ボタンが表示されていた。

『はい、もしもし。』

「おはよう、 A。もし良かったらプール行かないか？」

『あ〜...、ごめんね。僕そういう気分じゃなくてさ。』

「...堀北も、一之瀬、あと、佐倉とかも来るんだけど。」

『堀北さんも？！意外だね〜。』

「それで、どうするんだ？」

『ごめんね。やっぱり今回はパスで。』

「ああ。分かった。」

電話を切れたのを確認して、

はぁ、と息を漏らした。

『遊びたかったな。』

女子高生みたいな遊び、イベントには参加してみたいのが

僕の本音だった。

だけど、この火傷の後はそう簡単には見せたくないものだ。

゛佐倉さん゛には見せてしまっていたけれど。

それは別問題だ。

piron

≪ 茶柱先生さんからメッセージが届いています。≫

《学校の屋上で待っている。》

先生と交換したのは入学の時。

あれから連絡はほぼとっていなかったけれど、

どうしたのだろうか。

そして、僕は朝の支度をして一応夏休みではあるが、

制服を着て部屋を後にした。