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「 皆、少し真剣に聞いて欲しい。
今日僕達はポイントを貰えなかった。
これは今後の学校生活において、非常に強く付きまとう問題だ、
まさか卒業までゼロポイントで過ごす訳にはいかないだろう?」
平田くん、だったかな。
女子にわりかし人気がある男子生徒。
やはり、彼には発言力があるみたいだ。
「そんなの絶対いや!!」
「 もちろんだよ、
だからこそ来月はポイントを獲得しなければならない。」
彼の言うことは間違いなく正しい。
せめてCクラスに上がれたらいいなと考えている。
何故ならばDクラスにいてもこの学校の恩恵は
受け取ることが出来ないからだ。
「 あのよ、お前がなにやろうが勝手だけどよ?
俺を巻き込むな 。」
高圧的な態度をとる、彼は自己紹介の時にキレ、
コンビニの前のゴミ箱をぶっ飛ばした人だった。
僕の中での、あだ名は短気くんなんだけどなあ。
なんか、日頃の行いとか悪すぎて、
難癖つけられそうなポジションにいるよね、
あの人...。
多分、悪い人ではないんだろうけど...。
それから、僕たちのクラスはテストに向けて
勉強会を行うこととなった。
特に成績の悪い人たち3人、
短気くん(須藤くん)、山内くん、池くんは誘いを断ったらしい。
ほんと、どうなる事やら。
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作者名:匿名希望 | 作成日時:2022年10月10日 23時