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「ハハッ..w面白いな、お前は。
まさか点数を売ってくれと言い出すとはな。
.....なるほど、確かにそういう考え方も出来なくはない。
だが、
お前の手持ちで買える金額とは、限らないぞ? 」
「いくらなんです?」
「そうだなぁ、特別に今この場で、
10万を払うなら売ってやってもいい。」
そう、これが一人で行動の起こしにくかった難点だった。
『 やーっぱ、茶柱先生、意地悪ですね。センセ 。』
僕は扉を開け、会話に入り込んだ。
「いつからいたんだ?A。まぁ、これもルールだからな。」
続けて堀北さんも後ろから出できて
「私も出します!」
理由としてはこうらしい。
「退学者が出たクラスに、
どんなペナルティが課せられるか分かりません。
彼を残すメリットの方が大きいと判断しました。」
「 やっぱりお前達は面白いな。いいだろう、
須藤の1点を売ってやる。
退学取り消しの件、お前達から伝えておけ。」
「いいんですね?」
綾小路くんは尋ねる。
「10万で売ると約束したからな、仕方ない」
『 席の時みたいなことはやめてくださいね!』
まだ気にしていたのかという目で見られたのはゆうまでも無い。
堀北さんはAクラスに上がってみせる
という意志を先生に伝え、
先生は、「担任として、暖かく見守らせて貰うよ。」
と、楽しそうに笑った。
そして、全ての授業が終わり、気づけば放課後になっていた。
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作者名:匿名希望 | 作成日時:2022年10月10日 23時