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助けれくれたのは ページ21

微塵も警戒していなかったせいで、自分が何をされているのか、お兄ちゃんが何をしているのか、瞬時には理解出来なくて。


私の前にしゃがんでいるお兄ちゃんを、ぼーっと上から見下ろしていた。

でも、片手でスカートを持ち上げていたお兄ちゃんのもう片方の手が私のパンツにかかった時、自分が今凄く危ない目に合ってるって理解して

「や、やめて……っ」

バッとお兄ちゃんから離れた。




その時、遠くから聞こえてきた声。




「ヌナ〜〜〜ッ!!」






大声で叫びながら走ってくるチャンミンに驚いたように、お兄ちゃんは慌てて路地の奥へと逃げて行った。



「この……っ、変態野郎ーーーっ!!」



逃げるお兄ちゃんに向かって、英語塾の鞄を投げつけたチャンミン。

当たるはずも無く、バラバラと筆箱やテキストが地面に散らばって……。


大きく肩で息をしていたチャンミンが


「……ヌ、ヌナァ……ッ」


ボロボロと泣きながら、振り返った。




その顔を見て、自分の格好に気付いて急いでタイツを引き上げると

駆け寄ってきたチャンミンが、嗚咽を上げながら私に抱き着いた。



「ヌナァ……ッ、ごめん、ごめんなさい…っ、僕が一緒に帰らなかったから……っ、」

涙→←塾帰り



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- はじめまして!アラサーペンのわたしですが、こんな高校時代を過ごしたかったとキュンキュンしてしまいます。更新楽しみに待ってます(^^) (2021年1月24日 10時) (レス) id: c2ed9163db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユチコ | 作成日時:2018年6月23日 16時

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