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止まらない ページ16

「泣き止んでよ、パパ、、。」


ひっぐ、ひっぐ、、うう、、、


そんなこと言われたって、、うう、

俺だってこんな情けない姿あやに見せたくないよ?


でも勝手に、、ポロポロ出てくるんだ。


大ちゃんが優しく頭を撫でてくれてる。

こいつ、優男。

オムライスしか取り柄ないと思ってたけど良い奴。



うひゃひゃひゃ、うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ。



「うるせぇよ!!お前!」


ズビーと鼻をすすりながら、叫ぶ。


あ、


という顔をして真顔になった巨人さん。



「待って、おれのエプロンビッタビタ!」

無駄に大きな声の大ちゃんが叫んで、また巨人は顔がニヤニヤする。

ニヤニヤ顔でもイケメンはイケメンなんだな。

冷静にそんなことを考えてしまった自分にまた腹が立つ。







「あや、、、



もう一度説明してくれないか?




こいつ、この巨人とはどういう関係なの?」





大ちゃんの手を握りしめて。


勇気を振り絞って。









こんなに大ちゃんの手が安心するものとは知らなかった、、。

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作者名:とあ | 作成日時:2020年3月29日 0時

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