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「なに!?巨人!?」
厨房の奥から俺に負けない大きな声が聞こえる。
巨人と叫ばれている当の本人は、ふふっなんて笑いやがって。
スタスタとそのとんでもなく長い手足を使って俺たちの元へやってきた。
「あやさんとお付き合いさせて頂いています。
中島裕翔と申します!
お義父さん、よろしくお願いします。」
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
ちょっとパパ、やめてよ。
なんてあやの声が聞こえるけど、
ザワザワしながら周りのお客さんが俺の事を見ているけど。
止められない。
俺の心の叫び。
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
「もう、なんですか!?
うをぉぉ、巨人!まじだわ。」
俺の奇妙な叫びを注意するべく飛んできた大ちゃんに飛びつく。
「わ、あやパパ積極的!
でもごめん、俺、彼女いるんだわ。」
アホみたいなことをペラペラっと喋る大ちゃんの頭をベシッと1度だけ叩いて、また泣きつく。
「いってぇ、おい、あや。
俺のパパに何したんだよ!」
お前のパパになったつもりは無いけどな。
俺はあやだけのパパだけどな!
そんなことを心の中で思ったけど、出てくるのは叫び声だけ。
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
「うるせぇよ。その叫び声。」
さっき俺がやった叩きを大ちゃんにされる。
結構痛い、、さっきはごめん大ちゃん。
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作者名:とあ | 作成日時:2020年3月29日 0時