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男 ページ7
昨日見た光景。
それはあやのことが大好きな俺にはとてもショックなものだった。
あやが俺の前では見せないような顔をしていた。
女の顔ってやつ？
すっげぇ綺麗で、やっぱりママに似てた。
ママ可愛いもんな、流石ママ。
それだけだったら、いいよ？
ママに似てる可愛い可愛いあやを見かけただけなんだから。
逆に俺へのご褒美だよな。
でもご褒美じゃなかった。
隣に、男がいたんだよ。
優しそうな顔でニコニコしてて、2人で笑いながらカフェに入っていきやがった。
圭人と行ったことのある、あのおっしゃれぇ〜なカフェにな。
、、あの巨人男め！！
涙を堪えながらハンバーグを頬張っていた。
「ただいま〜」
あ、愛しのマイハニーのおかえりだよ。
ガチャ
扉を開けるなり直ぐに、
「パパ〜！？今起きたの？もうお昼だよ。寝癖も酷いしどうにかなんないの？」
うへっ、怒ってるけど、可愛い。
寝癖でぐちゃぐちゃの後ろの毛を直そうとしてくれてる。
でも、ここでニヤニヤしてる場合じゃないんだ。
呑気にお礼を言ってる場合じゃないんだ。
昨日の事情聴取をしなければ。
頑張れ！俺。
頑張れ！パパ！！！！
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作者名：とあ | 作成日時：2020年3月29日 0時
