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「ママ〜、今年もちゃんと来たよ。」



そう2人で声をかけながら、洗ってあげる。


年に何回かしか来てあげれないからしっかりね。



綺麗さっぱりしたところで、持ってきたカーネーションを供えて。



線香を立てて、手を合わせる。



あやが幸せでいられるように、天国から見守ってね。


毎回同じことを考える。


ママが亡くなってから、俺1人で大変なこと沢山あったけれど、周りに助けられながらも何とか育てあげた。

しかも素直でとってもいい子にね。

それはきっとママがいつでも俺たちを見守ってくれてたからだよな。


ありがとうママ。



目を開けて隣を見ると、まだなにかお話している様子のあや。




何を喋ってるかは聞かない。




女同士?の会話もたまには必要でしょ?

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作者名:とあ | 作成日時:2020年3月29日 0時

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